SAシステムアーキテクト試験 午前Ⅰ
平成22年度秋期 システムアーキテクト 午前Ⅰ 問28
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- ア企業間の取引の契約内容
- イシステムの運用時間
- ウ伝送制御手順
- エメッセージの形式
解き方のヒントを見る
対象範囲を切り分ける視点
この種の問題では、個別の用語を暗記するより、情報表現に関する規約が何を対象として整理するものか、その境界がどこにあるかへ注目すると、選択肢を同じ基準で比較しやすくなります。
この問題で問われていること
確認する観点を「規約が扱う対象範囲と、周辺の仕組みとの境界」に絞り、各選択肢が同じ層の説明をしているか、別の役割を混ぜていないかを読み比べてください。用語の印象だけで決めないことが重要です。
視点
規約の説明を読む際は、まず文中で扱われている対象を一つに定め、その対象に対する役割や範囲がどこまでかを確認します。用語の知名度や連想ではなく、同じ観点で各説明を比較することが大切です。
確認ポイント
- 規約が指している対象の境界はどこか
- 説明の焦点と役割が一貫しているか
- 異なる層の内容が混在していないか
正解と解説を見る
正解
エ
解説
正答はエのメッセージの形式。EDIの情報表現規約は、企業間で交換するデータを共通に解釈できるよう、メッセージの構造や表現方法を定める。
理由
EDIの情報表現規約は、交換するメッセージを送受信側が同じ意味に解釈できるよう、データ項目の構成や形式などを規定する。したがって、規定されるべきものはメッセージの形式です。
比較
取引契約の内容は業務上の合意、システムの運用時間は運用条件、伝送制御手順は通信手順に当たる。これらは情報そのものの表現形式を定める規約とは異なる。
選択肢ア
これは不正解だよ。企業間の取引の契約内容は、何をどの条件で売買するかという業務上の合意である。EDIで扱う場合も、その内容を表すメッセージの形式とは別に定められるため、情報表現規約が直接規定する対象ではない。
選択肢イ
これは不正解だよ。システムの運用時間は、いつシステムを稼働させ、いつ利用できるかという運用上の条件である。交換するデータをどのように表現するかを定める情報表現規約の対象とは異なるため、この選択肢は該当しない。
選択肢ウ
これは不正解だよ。伝送制御手順は、データを送受信する際の通信制御や手順に関する事項である。EDIで交換する情報の項目構成や記述形式を規定する情報表現規約とは役割が異なるため、正しいものではない。
選択肢エ(正解)
これは正解だよ。メッセージの形式は、EDIで交換する情報を送信側と受信側が共通に解釈するために定める事項である。データ項目の構成や表現方法を統一するため、情報表現規約で規定されるべき対象に該当する。
学習のポイント
EDIにおける情報表現規約と、契約・運用・通信手順の違いを区別する。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成22年度秋期 システムアーキテクト試験 午前Ⅰ 問28(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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