PMプロジェクトマネージャ試験 午前Ⅱ

令和7年度秋期 プロジェクトマネージャ 午前Ⅱ 問24

問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。

問題

組織の日常的な業務活動に係るリスクであり,過失による誤入力,情報システムの障害,内部者の不正などによって損失が発生するリスクが当てはまるものどれか。

選択肢

  1. ア
    オペレーショナルリスク
  2. イ
    固有リスク
  3. ウ
    地政学的リスク
  4. エ
    レピュテーションリスク
解き方のヒントを見る

判断の前提となる業務場面を確かめる

業務に関わるリスクを考えるときは、判断の前提となる業務の場面に注目しましょう。用語の印象だけで捉えず、示された情報の範囲を確かめ、書かれていない事情を補って考えていないか振り返ることが大切です。

この問題で問われていること

注目するのは、判断の土台としてどのような業務の場面が示されているかという一点です。情報から読み取れる前提と、自分の経験や連想で補った前提を分け、その場面に沿って考えられているかを確認しましょう。

視点

用語から思い浮かべる業務の場面には、自分の経験や連想が入り込むことがあります。判断の前提を短く言葉にし、示された情報に根拠があるかを確かめると、思い込みに気づきやすくなります。

確認ポイント

  • 判断の前提にしている業務の場面を言葉にできるか
  • その前提は示された情報に基づいているか
  • 経験や連想だけで業務の事情を付け足していないか
正解と解説を見る

正解

ア

解説

正解はアのオペレーショナルリスクです。日常業務における人のミス、システム障害、内部者の不正などによって損失が生じるリスクであり、設問の具体例に一致します。

理由

オペレーショナルリスクは、業務の遂行に関わる人、手順、システムなどの問題によって損失が生じるリスクです。過失による誤入力は人のミス、情報システムの障害はシステムの問題、内部者の不正は業務に関わる不正行為であり、いずれも該当します。

比較

固有リスクは対策を考慮する前に存在するリスク、地政学的リスクは国家間の対立や政治情勢などに関わるリスク、レピュテーションリスクは評判や信用の低下によるリスクです。一つの出来事が複数のリスクに関係する場合もありますが、設問が直接説明しているのは日常業務の遂行に伴う損失です。

選択肢ア(正解)

これは正解だよ。オペレーショナルリスクは、日常の業務を進める過程で、人のミス、業務手順の不備、システム障害、不正などによって損失が生じるリスクです。設問に挙げられた過失による誤入力、情報システムの障害、内部者の不正は、いずれもこの分類に当てはまります。

選択肢イ

これは不正解だよ。固有リスクは、内部統制などの対策を考慮する前に、業務や取引が本来もっているリスクです。誤入力や不正が固有リスクの評価対象になることはありますが、この用語は対策を考慮する段階に着目しています。設問は損失の発生原因による分類を問うので、該当しません。

選択肢ウ

これは不正解だよ。地政学的リスクは、国家間の対立、戦争、政治情勢の変化など、地域や国際関係に関わる要因から生じるリスクです。こうした要因が業務に影響することはありますが、設問にある誤入力、システム障害、内部者の不正そのものをまとめた分類ではありません。

選択肢エ

これは不正解だよ。レピュテーションリスクは、組織への評判や信用が低下することによって損失が生じるリスクです。内部者の不正やシステム障害が報道され、信用低下につながる場合はあります。しかし、設問は評判への影響ではなく、業務上の事象による損失そのものを説明しています。

学習のポイント

業務上の損失原因、対策を考慮する前のリスク、国際情勢、評判の低下という分類の観点を区別しましょう。

出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)令和7年度秋期 プロジェクトマネージャ試験 午前Ⅱ 問24(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)

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