PMプロジェクトマネージャ試験 午前Ⅱ
令和4年度秋期 プロジェクトマネージャ 午前Ⅱ 問15
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- ア計画に従うことに価値があることを認めながらも,自己組織化されたチームによる裁量に,より価値をおく。
- イ契約交渉に価値があることを認めながらも,顧客の競争力と満足度の向上に,より価値をおく。
- ウプロセスやツールに価値があることを認めながらも,実用的なプラクティスに,より価値をおく。
- エ包括的なドキュメントに価値があることを認めながらも,動くソフトウェアに,より価値をおく。
解き方のヒントを見る
宣言の原文に立ち返って考える
アジャイル開発の宣言に関する問題では、一般的な開発手法のイメージや周辺の実践手法と、宣言そのものが述べている内容とを混同しやすい点に注意が必要です。記憶している宣言の文言を基準にして検討しましょう。
この問題で問われていること
問われているのは、宣言が掲げる価値観を正確に把握しているかどうかです。確認する観点は一つ、検討対象の内容が宣言本文の言葉と対応しているか、それとも宣言には書かれていない一般論や拡大解釈なのかを見極めることです。
視点
アジャイル開発の宣言は、ソフトウェア開発に携わる人々がまとめた短い文書です。試験では宣言の言葉がそのまま使われることも、言い換えて扱われることもあります。言い換えがあっても元の文言の意図から外れていないかを、自分が覚えている原文と照らし合わせて判断する姿勢が大切です。
確認ポイント
- 検討を始める前に、宣言の本文として覚えている文言を自分で思い出しておく
- 宣言の言葉を言い換えた結果、元の意味が変わっていないか確かめる
- 他の開発手法や管理手法の一般論を、宣言の内容と取り違えていないか見直す
正解と解説を見る
正解
エ
解説
アジャイルソフトウェア開発宣言は、形式や手段を否定せず、それらを認めた上で、より重視する価値を対比して示している。
理由
宣言では、プロセスやツール、包括的なドキュメント、契約交渉、計画に従うことにも価値を認めている。一方で、それぞれより重視する対象として、個人と対話、動くソフトウェア、顧客との協調、変化への対応を挙げている。
比較
選択肢エは、包括的なドキュメントよりも動くソフトウェアに価値を置くという対比を正しく表している。他の選択肢は、宣言が示す組合せとは異なる価値を、より重視する対象としている。
選択肢ア
これは不正解だよ。計画に従うことと自己組織化されたチームによる裁量という対比は、アジャイルソフトウェア開発宣言が示す価値の組合せではない。宣言では、計画に従うことよりも変化への対応を重視する。
選択肢イ
これは不正解だよ。契約交渉に価値を認める点は対比の一方として関係するが、より重視する対象は顧客の競争力と満足度の向上ではない。宣言では、契約交渉よりも顧客との協調を重視する。
選択肢ウ
これは不正解だよ。プロセスやツールに価値を認める点は宣言の対比に含まれるが、より重視する対象は実用的なプラクティスではない。宣言では、プロセスやツールよりも個人と対話を重視する。
選択肢エ(正解)
これは正解だよ。アジャイルソフトウェア開発宣言は、包括的なドキュメントにも価値を認めつつ、それよりも動くソフトウェアに価値を置くと示している。この選択肢は、価値の対比と重視する側を正しく表している。
学習のポイント
四つの価値の組合せと、左右どちらをより重視するかを正確に覚える。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)令和4年度秋期 プロジェクトマネージャ試験 午前Ⅱ 問15(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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