PMプロジェクトマネージャ試験 午前Ⅱ
令和2年度10月 プロジェクトマネージャ 午前Ⅱ 問23
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- アcookie を使ったシングルサインオンの場合,サーバごとの認証情報を含んだ cookie をクライアントで生成し,各サーバ上で保存,管理する。
- イcookie を使ったシングルサインオンの場合,認証対象のサーバを,異なるインターネットドメインに配置する必要がある。
- ウリバースプロキシを使ったシングルサインオンの場合,認証対象の Web サーバを,異なるインターネットドメインに配置する必要がある。
- エリバースプロキシを使ったシングルサインオンの場合,利用者認証においてパスワードの代わりにディジタル証明書を用いることができる。
解き方のヒントを見る
検討の前提と範囲を確かめる
この分野を学ぶときは、示された内容がどの前提と範囲で成り立つのかに着目しましょう。用語から特徴を決めつけず、与えられた条件に沿って、記述の対象となる範囲を落ち着いて確かめることが大切です。
この問題で問われていること
検討の焦点は、内容を理解するときに、その前提となる条件の範囲を取り違えていないかという点です。一般的な知識をそのまま当てはめる前に、与えられた条件と、自分が補った想定とを区別して整理しましょう。
視点
前提と範囲の整理では、与えられた条件と、自分が追加した想定を分けて扱います。知っている用語があっても、その知識によって条件の範囲を無意識に広げていないか振り返りましょう。
確認ポイント
- 与えられた条件の範囲を確認したか
- 明示された条件と自分の想定を区別したか
- 検討の途中で前提の範囲を広げていないか
正解と解説を見る
正解
エ
解説
正解はエです。リバースプロキシ方式では、利用者認証にディジタル証明書を使用できます。cookie方式では、サーバ側が発行したcookieをクライアントが保存・送信し、共有可能な同一ドメイン内で利用します。
理由
リバースプロキシ方式では、利用者からのアクセスをリバースプロキシに集約し、利用者を認証してから背後のWebサーバへ要求を転送します。利用者認証にはパスワードだけでなく、クライアントのディジタル証明書を用いる方法も選択できるため、エが適切です。
比較
cookie方式では、認証サーバなどのサーバ側がcookieを発行し、クライアントのブラウザが保存して、送信対象となる各サーバへの要求に付けて送ります。発行と保存の主体を逆にしたアは誤りです。また、cookieの共有による方式では、共有可能な同一ドメイン内に認証対象のサーバを配置するのが前提なので、イも誤りです。リバースプロキシ方式には、背後のWebサーバを異なるインターネットドメインに配置するという必須条件はなく、ウも誤りです。
選択肢ア
これは不正解だよ。cookieを生成する主体と保存する場所が逆になっています。cookieを使う方式では、認証サーバなどのサーバ側がcookieを発行し、クライアントのブラウザが保存します。ブラウザは送信対象となる各サーバへの要求にcookieを付けて送り、サーバ側が認証状態を確認します。
選択肢イ
これは不正解だよ。cookieの共有によるシングルサインオンでは、認証対象のサーバを、cookieを共有できる同一ドメイン内に配置するのが前提です。ブラウザはcookieの送信先をドメインなどで制限するため、異なるインターネットドメインへの配置が必要という記述は誤りです。
選択肢ウ
これは不正解だよ。リバースプロキシ方式では、利用者からのアクセスをリバースプロキシに集約し、そこで認証してから背後のWebサーバへ要求を転送します。認証対象のWebサーバを異なるインターネットドメインに配置する必要はなく、ドメインが異なることはこの方式の成立条件ではありません。
選択肢エ(正解)
これは正解だよ。リバースプロキシ方式では、リバースプロキシが利用者の認証をまとめて行います。その認証方法として、パスワードの照合に加え、クライアントのディジタル証明書を用いる方式も選べます。証明書の検証などによって利用者を認証し、その結果に基づいて背後のWebサーバへのアクセスを許可できます。
学習のポイント
cookieの発行・保存・送信の役割と、リバースプロキシで選択できる認証方法を整理しましょう。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)令和2年度10月 プロジェクトマネージャ試験 午前Ⅱ 問23(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
関連する過去問一覧
IPA Advancedは非公式の学習サイトです。解説にはAIによる補助生成を含む場合があります。公式の問題冊子・解答例・採点講評を優先し、誤りは確認後に訂正します。運営・編集方針