PMプロジェクトマネージャ試験 午前Ⅱ
令和2年度10月 プロジェクトマネージャ 午前Ⅱ 問1
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- ア計画,実行
- イ実行,管理
- ウ実行,終結
- エ管理,終結
解き方のヒントを見る
判断の前提となる条件を整理する
この分野を考える際は、判断の前提となる条件に注目しましょう。与えられた情報から確認できる条件と、自分が補っている想定を分けて整理すると、経験や印象だけに頼らず、検討の土台を確かめやすくなります。
この問題で問われていること
検討の焦点は、考えの根拠にしている条件が、与えられた情報のどこに示されているかです。普段の業務で慣れている進め方を当然の前提にしていないかを振り返り、情報に基づく条件と自分の想定を区別して考えましょう。
視点
前提とは、考えを進める際に土台としている条件です。自分には自然に思える条件でも、与えられた情報に根拠があるとは限りません。判断を急ぐ前に、どの条件を土台にしているかを言葉にしてみましょう。
確認ポイント
- 判断の前提にした条件を挙げられるか
- その条件の根拠を与えられた情報に求められるか
- 示されていない条件を自分で補っていないか
正解と解説を見る
正解
イ
解説
正解はイの「実行,管理」です。実行中に計画との差異や改善の必要性から変更要求が提出されると、管理プロセス群で影響を評価し、承認又は却下の判断を扱います。承認された変更を実行側の作業へ反映することで、両者が相互作用します。
理由
実行プロセス群では、計画に沿って作業を進める中で、計画との差異や改善の必要性が明らかになり、変更要求が提出されます。管理プロセス群の「変更の管理」では、その要求がスコープ、スケジュール、コストなどへ及ぼす影響を評価し、承認又は却下の判断を経ます。承認された変更は実行側の作業に反映されます。この要求と判断結果のやり取りが、実行と管理の相互作用です。
比較
計画は、作業内容や進め方を定めるプロセス群です。承認された変更によって計画を見直すことはありますが、計画と実行の組だけでは、変更要求の評価や承認・却下を扱う管理が含まれません。終結は、プロジェクトやフェーズの完了を正式に確認するプロセス群です。実行中の変更要求を審査し、その結果を作業に反映するやり取りの相手ではないため、終結を含む組合せも該当しません。
選択肢ア
これは不正解だよ。計画は作業内容や進め方を定め、実行はその計画に沿って作業を進める。承認された変更に伴って計画を見直すことはあるが、変更要求を提出しただけで計画を変更できるわけではない。この組合せには、要求を評価し、承認又は却下の判断を扱う管理が含まれていない。
選択肢イ(正解)
これは正解だよ。実行中に計画との差異や改善の必要性が見つかると、変更要求が提出される。管理プロセス群の「変更の管理」で要求の影響を評価し、承認又は却下の判断を経て、承認された変更を実行側の作業に反映する。このように、要求の提出と判断結果の反映によって両者が相互作用する。
選択肢ウ
これは不正解だよ。実行は計画に沿って作業を進めるプロセス群であり、終結はプロジェクトやフェーズの完了を正式に確認するプロセス群である。実行中に出された変更要求は、まず影響の評価や承認の判断を必要とする。終結は、その要求を審査して実行へ戻す役割を担うプロセス群ではない。
選択肢エ
これは不正解だよ。管理は進捗や変更を把握して必要な対応を判断し、終結はプロジェクトやフェーズの完了を正式に確認する。変更要求の審査は管理に関係するが、その判断に基づいて作業へ変更を反映する相手は実行である。終結との組合せでは、変更要求を受けて作業を調整するやり取りを表せない。
学習のポイント
変更要求の提出、影響の評価、承認・却下、作業への反映という流れを理解しましょう。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)令和2年度10月 プロジェクトマネージャ試験 午前Ⅱ 問1(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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