PMプロジェクトマネージャ試験 午前Ⅱ
平成29年度春期 プロジェクトマネージャ 午前Ⅱ 問20
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- ア業務データ量の増加傾向を把握し,ディスク装置の増設などを計画して実施する。
- イシステム開発の設計工程では,主に論理データベース設計を行い,データ項目を管理して標準化する。
- ウシステム開発のテスト工程では,主にパフォーマンスチューニングを担当する。
- エシステム障害が発生した場合には,データの復旧や整合性のチェックなどを行う。
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役割の担当範囲を見極める視点
データ管理に関わる役割は名称が似ていても、責任を負う対象と範囲が異なります。各項目が誰のどの責任について述べているのかを一つずつ切り分け、担当の境界を意識して検討する姿勢を身につけましょう。
この問題で問われていること
問われているのは役割の名称を覚えているかではなく、ある作業や判断を最終的に誰が担うべきかという責任の所在です。その作業が何を目的として行われ、どの範囲に影響するのかを手がかりに、担当の境界を自分の言葉で説明できるか確かめてください。
視点
データ管理の役割分担を学ぶときは、役割名と仕事内容を一対一で暗記するより、『この作業で何を生み出すのか』『その結果に責任を持つのは誰か』と問い直す方法が有効です。似た名称の役割でも、責任の境界を自分で説明できれば取り違えを防げます。
確認ポイント
- 各項目で扱われている作業や判断が、何を目的としたものかを確認したか
- その作業の結果に最終的な責任を持つのは誰かを考えたか
- 似た名称の役割どうしで、担当の境界を自分の言葉で説明できるか
正解と解説を見る
正解
イ
解説
DAは、組織で扱うデータを分析し、論理データベースの設計やデータ項目の標準化を行う役割です。物理的な容量管理、性能調整、障害時の復旧は主にDBAの担当となる。
理由
DAはデータ資源を全体的・論理的に管理する責任者であり、データ項目の定義や標準化、論理データベース設計を担当する。したがって、設計工程でデータ構造を整備する記述が適切です。
比較
ディスク容量の増設計画、パフォーマンスチューニング、障害時のデータ復旧や整合性確認は、データベースを運用・維持するDBAの役割に当たる。DAは個別の物理運用作業を主担当とはしない。
選択肢ア
これは不正解だよ。業務データ量の増加を把握してディスク装置の増設を計画・実施する作業は、データベースの物理容量や運用環境を管理する内容である。データ項目や論理構造を管理するDAの中心的な役割とは異なる。
選択肢イ(正解)
これは正解だよ。論理データベース設計を行い、データ項目を管理して標準化することは、組織全体のデータ資源を論理的に整備するDAの役割である。物理的な運用管理ではなく、設計とデータ定義に関する内容である。
選択肢ウ
これは不正解だよ。パフォーマンスチューニングは、データベースの処理性能や稼働環境を調整する運用上の作業である。論理データベースの設計やデータ項目の標準化を担うDAの主な担当範囲ではなく、DBAの役割に該当する。
選択肢エ
これは不正解だよ。障害発生時にデータを復旧し、データベースの整合性を確認する作業は、稼働中のデータベースを維持・管理する運用業務である。DAが担当する論理設計やデータ標準化とは異なり、DBAの役割に当たる。
学習のポイント
DAとDBAの担当範囲を、論理設計と物理運用の違いで整理する。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成29年度春期 プロジェクトマネージャ試験 午前Ⅱ 問20(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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