PMプロジェクトマネージャ試験 午前Ⅱ

平成29年度春期 プロジェクトマネージャ 午前Ⅱ 問17

問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。

問題

マッシュアップを利用してWebコンテンツを表示している例として,最も適切なものはどれか。

選択肢

  1. ア
    Webブラウザにプラグインを組み込み,動画やアニメーションを表示する。
  2. イ
    地図上のカーソル移動に伴い,Webページを切り替えずにスクロール表示する。
  3. ウ
    鉄道経路の探索結果上に,各鉄道会社のWebページへのリンクを表示する。
  4. エ
    店舗案内のWebページ上に,他のサイトが提供する地図検索機能を利用して出力された情報を表示する。
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Web活用手法は目的で照合しよう

Web技術の活用手法を問う問題では、名称の印象や部分的な語句に頼ると判断を誤りやすくなります。各手法が本来何を実現するために使われるのかという目的を軸に据え、示された利用例がその目的と本当に一致しているかを落ち着いて照合しましょう。

この問題で問われていること

この問題で確認したい観点は一つ、「その手法は何を目的とした仕組みか」です。利用例に登場する道具や場面の見た目ではなく、その利用によって最終的に何が達成されているのかを言語化し、手法の目的と突き合わせて判断してください。

視点

Web技術の活用手法は、同じ道具や似た画面を使っていても、狙いが違えば別の手法として扱われます。そのため、名称から連想されるイメージや、利用例に含まれる目立つ単語だけで結び付けるのは危険です。学習の際は、手法ごとに「何のために使うのか」を自分の言葉で一文にまとめておき、利用例を見たときも「この例では結局何が実現されているか」を一文で要約してから両者を比べる習慣をつけると、表面的な類似に惑わされにくくなります。

確認ポイント

  • 問われている手法について、それが何を実現するための仕組みかを自分の言葉で一文にまとめられるか
  • 示された利用例で最終的に達成されている事柄を、登場する道具や場面の名前を使わずに要約できるか
  • 名称の響きや共通する単語ではなく、両者の目的どうしが本当に一致しているかで判断しているか
正解と解説を見る

正解

エ

解説

マッシュアップとは、複数のWebサービスやデータを組み合わせて、一つのWebページやアプリケーションとして提供する仕組みです。外部サイトの機能や情報を自サイトに組み込む例が該当する。

理由

店舗案内のWebページが、別のサイトが提供する地図検索機能を利用し、その検索結果をページ上に表示している。このように異なる提供元の機能や情報を組み合わせて新しいコンテンツを作る例が、マッシュアップに該当する。

比較

アはプラグインによる動画やアニメーションの表示であり、イはページを切り替えずにスクロール表示する操作方法です。ウは検索結果にリンクを表示するだけで、外部サービスの機能やデータを組み合わせて表示する例とはいえない。

選択肢ア

これは不正解だよ。Webブラウザにプラグインを組み込み、動画やアニメーションを表示することは、追加機能を使ったコンテンツ表示の例である。しかし、複数のWebサービスやデータを組み合わせて新しいコンテンツを提供するマッシュアップの説明には当たらない。

選択肢イ

これは不正解だよ。地図上のカーソル移動に伴い、Webページを切り替えずにスクロール表示することは、ページ操作や表示方法に関する説明である。外部のWebサービスやデータを組み合わせる仕組みを示していないため、マッシュアップの例ではない。

選択肢ウ

これは不正解だよ。鉄道経路の探索結果上に各鉄道会社のWebページへのリンクを表示するだけでは、別のWebページへ誘導しているにすぎない。外部サービスの機能やデータを自分のページに組み込んで一体的に提供する説明ではない。

選択肢エ(正解)

これは正解だよ。店舗案内のWebページ上で、他のサイトが提供する地図検索機能を利用し、その結果として得られた情報を表示している。自サイトの案内と外部サイトの機能や情報を組み合わせて提供しているため、マッシュアップの例である。

学習のポイント

マッシュアップと、単独の表示機能や操作性向上との違いを区別する。

出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成29年度春期 プロジェクトマネージャ試験 午前Ⅱ 問17(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)

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