PMプロジェクトマネージャ試験 午前Ⅱ
平成29年度春期 プロジェクトマネージャ 午前Ⅱ 問13
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題

選択肢
- ア表ア
- イ表イ
- ウ表ウ
- エ表エ
解き方のヒントを見る
機能評価の観点を丁寧に整理する
ファンクションポイント法を検討するときは、まず各機能がどの情報の出入りや参照に関わるものかを落ち着いて整理し、分類と評価の前提が混同されていないかを確認しましょう。
この問題で問われていること
この問題では、個々の機能を評価する前に、利用者から見た役割と扱う情報の境界をどのように捉えるかに焦点を置き、分類名だけで決めず、根拠を順序立てて確認することを意識してください。
視点
機能を整理する際は、処理の目的、情報の流れ、参照先、利用者との接点を分けて観察します。そのうえで、分類の判断と複雑さの判断を別々の段階で扱うと、根拠の取り違えに気づきやすくなります。
確認ポイント
- 利用者が何を起点に、どの情報を扱う機能かを確認する
- 入力・出力・参照の境界を、処理の目的と混同していないか見直す
- 分類を決める根拠と、複雑さを考える根拠を同じものとして扱っていないか確認する
正解と解説を見る
正解
ウ
解説
IFPUG法では、データを管理するデータファンクションと、利用者との入出力や照会を扱うトランザクションファンクションに分ける。ILFとEIFは前者、EI・EO・EQは後者に該当するため、正しい分類はウです。
分類の理由
データファンクションは、対象システムが内部で管理する論理ファイルであるILFと、外部から参照する外部インタフェースファイルであるEIFで構成される。一方、トランザクションファンクションは、外部入力のEI、外部出力のEO、外部照会のEQで構成される。
正しい対応
したがって、データファンクションにEIFとILFを置き、トランザクションファンクションにEI、EO、EQを置く表が適切です。各略号の意味を、データを保持する機能か、入出力・照会を行う機能かという観点で整理すると判定できる。
選択肢ア
これは不正解だよ。表アでは、データファンクションにEI、EO、EQを置き、トランザクションファンクションにEIF、ILFを置いている。これはデータを管理する機能と、外部との入出力や照会を行う機能を逆の分類先に対応させているため、IFPUG法の機能種別と一致しない。
選択肢イ
これは不正解だよ。表イでは、データファンクションにEIF、EQ、ILFを含めている。しかしEQは外部照会を表すトランザクションファンクションであり、データファンクションに分類しない。またEIとEOだけをトランザクション側に置いており、分類が適切ではない。
選択肢ウ(正解)
これは正解だよ。表ウは、データファンクションをEIFとILF、トランザクションファンクションをEI、EO、EQとしている。EIFとILFはファイルに関するデータ機能、EI・EO・EQは入力・出力・照会に関する処理機能であり、問題文の機能種別に沿った分類になっている。
選択肢エ
これは不正解だよ。表エでは、データファンクションをILFだけとして、EIFをトランザクションファンクションに含めている。EIFは外部インタフェースファイルであり、データファンクションに分類されるため、この配置は誤りである。EI、EO、EQの配置が適切でも、EIFの分類違いで表全体は不適切になる。
学習のポイント
ILF・EIFと、EI・EO・EQの分類上の役割を整理する。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成29年度春期 プロジェクトマネージャ試験 午前Ⅱ 問13(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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