PMプロジェクトマネージャ試験 午前Ⅱ
平成25年度春期 プロジェクトマネージャ 午前Ⅱ 問23
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- アISO 14001
- イRoHS指令
- ウWEEE指令
- エグリーン購入法
解き方のヒントを見る
EU環境指令の規制対象を見極める
欧州連合の環境関連の指令は複数あり、名称の略語だけで覚えると混同しやすい分野です。各指令が何を規制の対象としているのかという一点に注目し、問われている内容と対応づけて考えることが判断の手がかりになります。
この問題で問われていること
この問題で意識したいのは、指令の名前そのものより、その指令が製品や事業者に対して何を求めているかという規制対象の範囲です。問題文の記述がどの対象に関する要求なのかを読み取り、自分の理解と照らし合わせてください。
視点
環境規制に関する指令は、それぞれ目的と規制対象が異なります。略称を暗記するだけでは区別しにくいため、正式名称に含まれる語が何を指しているかを考えると、その指令の規制対象を理解しやすくなります。学習の際は、指令ごとに「何を」「誰に」求めるものかを自分の言葉で整理しておくと、似た名称の指令との混同を防ぎやすくなります。
確認ポイント
- 問われている記述が、どのような対象についての要求を述べているかを把握したか
- 思い浮かべた指令が規制の対象としている範囲を、自分の言葉で説明できるか
- 指令の名称から受ける印象だけで判断せず、規制対象が一致するかを根拠にしているか
正解と解説を見る
正解
イ
解説
欧州連合が2006年に施行したRoHS指令は、電気・電子機器に含まれる鉛や水銀などの有害物質について、基準値を超える使用を制限する制度です。
理由
RoHS指令は、電気・電子機器に含まれる鉛、水銀などの特定有害物質について、基準値を超える使用を制限するための欧州連合の指令です。問題文の「有害物質の使用制限」という目的と一致する。
比較
ISO 14001は環境マネジメントシステムの国際規格、WEEE指令は廃電気・電子機器の回収やリサイクルに関する指令、グリーン購入法は環境負荷の少ない製品の調達を促進する日本の法律であり、いずれも問題文の制度とは異なる。
選択肢ア
これは不正解だよ。ISO 14001は、組織が環境方針を定め、環境負荷を継続的に改善するための環境マネジメントシステムに関する国際規格である。鉛や水銀など、電気・電子機器に含まれる特定物質の使用量を直接規制する制度ではない。
選択肢イ(正解)
これは正解だよ。RoHS指令は、欧州連合が電気・電子機器を対象として、鉛や水銀などの特定有害物質について基準値を超える使用を制限するための指令である。問題文の規制対象、目的、施行時期に一致している。
選択肢ウ
これは不正解だよ。WEEE指令は、廃電気・電子機器を対象に、回収、再使用、リサイクルなどを進めるための制度である。有害物質の使用制限を主な目的とする指令ではないため、問題文の説明には該当しない。
選択肢エ
これは不正解だよ。グリーン購入法は、国や地方公共団体などが環境負荷の少ない製品やサービスを優先的に調達することを促す日本の法律である。欧州連合による有害物質の使用制限を定めた制度ではない。
学習のポイント
環境関連制度は、規制対象と目的を結び付けて整理すると区別しやすい。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成25年度春期 プロジェクトマネージャ試験 午前Ⅱ 問23(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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