PMプロジェクトマネージャ試験 午前Ⅱ
平成24年度春期 プロジェクトマネージャ 午前Ⅱ 問19
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- アITサービスの運用管理に関わる特定の目的をもつ活動,例えばインシデント管理が,目的に合致しているようにする責任をもつ。
- イITサービスの運用管理に関わる特定の目的をもつ活動,例えばインシデント管理の計画立案や調整に責任をもつ。
- ウ特定のITサービスの提供に対する責任をもつとともに,顧客も含めた関係者に対する説明責任をもつ。
- エ一つ又は複数のITサービスの開発から改善までのライフサイクル全体の管理責任をもつ。
解き方のヒントを見る
役割の責任範囲を見極める視点
ITサービスマネジメントでは、複数の役割が同じ活動に関わることがあります。各役割が何を対象に責任を負い、どこからどこまでを担うのかという境界を意識して、問われている内容が役割の本来の範囲に収まっているかを確かめましょう。
この問題で問われていること
この問題で確認すべき観点は、ある責務がどの役割に帰属するかという一点です。活動に関わることと、その結果に責任を負うことを混同せず、各役割の範囲の境界を丁寧に切り分けて考えてください。
視点
役割の責任範囲を考えるときは、その役割が扱う対象(何について責任を負うか)、担う範囲の始点と終点(どこからどこまでか)、他の役割へ引き継ぐ点の三つを分けて整理すると、混同を防ぎやすくなります。ある活動に複数の役割が関与していても、責任の帰属先は別に定められていることがあります。用語から受ける印象ではなく、定義された範囲に照らして判断しましょう。
確認ポイント
- その役割が責任を負う対象が何かを確認したか
- 責任を負う範囲の始点と終点を意識したか
- 関与しているだけの役割と責任を持つ役割を混同していないか
正解と解説を見る
正解
ウ
解説
サービスオーナは、担当する特定のITサービスについて、提供に関する責任を負い、顧客を含む関係者に説明する役割を担う。活動単位の管理責任や、複数サービスのライフサイクル全体を統括する責任とは区別される。
理由
サービスオーナは、特定のITサービスの提供について責任をもち、そのサービスに関係する顧客や関係者に対して説明責任を負う。したがって、特定サービスの提供責任と関係者への説明責任を併記したウが該当する。
比較
アとイはインシデント管理など特定の運用活動に関する責任であり、エは複数のITサービスを対象に開発から改善までを管理する、より広いライフサイクル管理の責任です。サービスオーナの責任とは対象範囲が異なる。
選択肢ア
これは不正解だよ。記述されているのは、インシデント管理など、ITサービスの運用管理に関わる特定の活動が目的に合致するようにする責任である。これは活動単位の責任を示しており、特定のITサービスの提供全体に責任をもつサービスオーナの役割とは異なる。
選択肢イ
これは不正解だよ。インシデント管理の計画立案や調整は、特定の運用活動を実施するための管理責任に当たる。対象が個別の活動に限定されているため、特定のITサービスの提供責任や、顧客を含む関係者への説明責任を担うサービスオーナの説明ではない。
選択肢ウ(正解)
これは正解だよ。サービスオーナは、担当する特定のITサービスの提供に責任をもち、そのサービスに関する状況や成果について、顧客を含む関係者に説明する責任も負う。この選択肢は、サービス単位の提供責任と説明責任を適切に示している。
選択肢エ
これは不正解だよ。開発から改善までのライフサイクル全体を管理する責任は、一つまたは複数のITサービスを広く統括する役割の説明である。サービスオーナは特定サービスの提供責任を担うため、この選択肢のような複数サービスを含む全体管理とは範囲が異なる。
学習のポイント
サービスオーナの責任範囲と、活動管理者やサービスマネージャとの役割分担を整理する。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成24年度春期 プロジェクトマネージャ試験 午前Ⅱ 問19(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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