PMプロジェクトマネージャ試験 午前Ⅱ
平成24年度春期 プロジェクトマネージャ 午前Ⅱ 問16
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題

選択肢
- ア表ア
- イ表イ
- ウ表ウ
- エ表エ
解き方のヒントを見る
工程とテストの対応を捉える視点
テストの種類を覚えるときは、名前だけでなく、そのテストが何を基準に合否を判断するのかに注目すると整理しやすくなります。各アクティビティで作られる成果物とテストの判断基準の結び付きを、自分で確かめてみましょう。
この問題で問われていること
意識したいのは、工程名やテスト名の暗記ではなく、両者がどのような関係で結び付くかという考え方です。どの工程で決めた内容を、後のどのテストで確かめるのか。この一つの観点に絞って検討してください。
視点
テストは、何らかの取り決めに照らして結果を確かめる作業です。そのため、あるテストが参照する取り決めがどのアクティビティで作られたものかを考えると、工程とテストの関係を筋道立てて整理できます。教材や組織によって工程名やテスト名の呼び方が異なる場合があるので、名称ではなく、それぞれが果たす役割で比べることが大切です。
確認ポイント
- そのテストが合否の判断に使う基準は、どのアクティビティで作られた成果物に由来するかを確認する
- 工程名やテスト名の呼び方の違いに惑わされず、役割に基づいて比べているかを確認する
- 自分の整理が、単なる順番の並びではなく、判断基準の出どころに基づいているかを見直す
正解と解説を見る
正解
ウ
解説
テスト要求事項は、設計対象の粒度に応じた段階で定義される。システム方式設計ではシステム結合テスト、ソフトウェア方式設計ではソフトウェア結合テスト、ソフトウェア詳細設計ではソフトウェアユニットテストに対応するため、表ウが適切です。
理由
システム方式設計ではシステム全体の構成やサブシステム間の連携を確認するシステム結合テストの要求事項を定義する。ソフトウェア方式設計ではソフトウェア構成要素間を確認するソフトウェア結合テスト、ソフトウェア詳細設計では個々の単位を確認するソフトウェアユニットテストに対応する。
比較
表ウは、システム方式設計・ソフトウェア方式設計・ソフトウェア詳細設計に対して、それぞれシステム結合テスト・ソフトウェア結合テスト・ソフトウェアユニットテストを対応させている。設計対象の粒度とテスト対象の粒度が一致している。
選択肢ア
これは不正解だよ。表アでは、システム方式設計に運用テストを対応させている。しかし、システム方式設計で定義されるのは、システム全体の構成要素間の連携を確認するシステム結合テストの要求事項である。後半の対応も設計段階とテスト対象の粒度が一致していない。
選択肢イ
これは不正解だよ。表イでは、ソフトウェア方式設計にソフトウェア結合テスト、ソフトウェア詳細設計にソフトウェアユニットテストを対応させており、この二つは正しい。誤りは最初で、システム方式設計に運用テストを対応させている点だけである。
選択肢ウ(正解)
これは正解だよ。表ウは、システム方式設計をシステム結合テスト、ソフトウェア方式設計をソフトウェア結合テスト、ソフトウェア詳細設計をソフトウェアユニットテストに対応させている。各設計段階とテスト対象の粒度が適切に対応している。
選択肢エ
これは不正解だよ。表エでは、システム方式設計とシステム結合テストの対応は正しい。一方、ソフトウェア方式設計にソフトウェアユニットテストを、ソフトウェア詳細設計にソフトウェア結合テストを対応させており、結合と単体の順序および対象粒度が逆になっている。
学習のポイント
設計段階の粒度と、対応するテストレベルの関係を整理する。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成24年度春期 プロジェクトマネージャ試験 午前Ⅱ 問16(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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