PMプロジェクトマネージャ試験 午前Ⅱ
平成23年度特別 プロジェクトマネージャ 午前Ⅱ 問8
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- ア指定された条件の下で利用されるときに,明示的及び暗示的必要性に合致する機能を提供するソフトウェア製品の能力
- イ指定された条件の下で利用するとき,指定された達成水準を維持するソフトウェア製品の能力
- ウ修正のしやすさに関するソフトウェア製品の能力
- エ明示的な条件の下で,使用する資源の量に対比して適切な性能を提供するソフトウェア製品の能力
解き方のヒントを見る
定義が何を問うているかを見極める
品質特性の区別では、名称の印象よりも定義文が「何を対象に、どのような問いに答えようとしているか」を捉えることが大切です。似た言葉が並ぶ場面ほど、評価の対象と観点を一つずつ切り分けて考える姿勢が役立ちます。
この問題で問われていること
確認すべき観点は一つ、その品質特性が「誰のどんな関心に対して、何を測ろうとしているのか」という評価の焦点です。言葉の響きや日常的な意味に引きずられず、定義に書かれた範囲だけを根拠に判断することを意識してください。
視点
品質モデルは、ソフトウェアの良さを複数の側面に分けて整理するための枠組みです。各特性は評価の焦点が重ならないように定義されています。そのため、区別する際には「その特性はどんな問いに答えるためのものか」を自分の言葉で言い直してみると、境界が見えやすくなります。名称が日常語に近いほど思い込みが入りやすいため、定義の中心となる語句に注目し、その語句が示す対象と観点を確かめる習慣をつけておくと、どの形式の問いにも応用できます。
確認ポイント
- その特性は何を評価の対象にしているか
- その特性が答えようとしている問いを一文で言い直せるか
- 名称の印象ではなく定義の中心となる語句を根拠にしているか
正解と解説を見る
正解
エ
解説
効率性とは、明示的な条件の下で、使用する資源の量に対して適切な性能を提供するソフトウェア製品の能力です。
理由
正答はエ。効率性は、明示的な条件の下で、使用する資源の量に対比して適切な性能を提供する能力を指します。性能と資源量の関係を定義している点が設問に合致する。
比較
アは必要な機能を提供する能力、イは指定された達成水準を維持する能力、ウは修正のしやすさに関する能力を述べている。いずれも効率性の定義である資源量と性能の対比とは異なる。
選択肢ア
これは不正解だよ。記述の中心は、明示的及び暗示的な必要性に合致する機能を提供する能力である。これはソフトウェアが必要な機能を備えているかという観点を示すもので、使用する資源の量に対して性能を評価する効率性の定義とは一致しない。
選択肢イ
これは不正解だよ。指定された条件の下で指定された達成水準を維持する能力を述べている。これは利用中に要求された水準を保つ性質に関する説明であり、性能と使用資源量の対比を定義する効率性の説明ではない。
選択肢ウ
これは不正解だよ。修正のしやすさに関するソフトウェア製品の能力を示している。対象が運用時の資源利用や性能ではなく、変更・修正に関する性質となっているため、効率性の定義には該当しない。
選択肢エ(正解)
これは正解だよ。明示的な条件の下で、使用する資源の量に対比して適切な性能を提供する能力を示している。性能だけでなく、それに対する資源量との関係を定義しており、設問の効率性に合致する。
学習のポイント
品質特性の定義では、性能だけでなく資源量との対比に注目する。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成23年度特別 プロジェクトマネージャ試験 午前Ⅱ 問8(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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