PMプロジェクトマネージャ試験 午前Ⅱ
平成22年度春期 プロジェクトマネージャ 午前Ⅱ 問18
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- アWebサービスを利用するためのインタフェースやプロトコルを規定したものである。
- イXMLを利用して,インターネット上に存在するWebサービスを検索できる仕組みである。
- ウ業務機能を提供するサービスを組み合わせることによって,システムを構築する考え方である。
- エサービス提供者と委託者との間でサービスの内容,範囲及び品質に対する要求水準を明確にして,あらかじめ合意を得ておくことである。
解き方のヒントを見る
アーキテクチャ概念の主眼を見極める
システム構築の考え方を区別するときは、名称や流行ではなく、その考え方が設計の中心に何を置いているかに注目します。特徴とされる事柄がその主眼から自然に導かれるものか、別の考え方の主眼に由来するものかを落ち着いて照らし合わせましょう。
この問題で問われていること
この問題で確認したいのは、ある考え方が何を中心に据えて全体を組み立てようとしているか、という一点です。個々の特徴は、その中心から派生したものかどうかを確かめることで、他の手法の特徴と見分ける手掛かりになります。
視点
アーキテクチャ概念は、システムを組み立てる際の基本方針を表します。同じ分野の概念どうしでも、何を設計上の出発点とし、何を優先するかが異なります。その違いが個々の特徴として現れます。特徴だけを暗記するのではなく、出発点となる考え方と結び付けて理解すると、似た用語を混同しにくくなります。
確認ポイント
- その考え方が設計の中心に置いているものを、自分の言葉で一文にまとめられるか確認する
- 問われている特徴が、その中心から無理なく導かれるものかどうかを確かめる
- 別の考え方の中心に由来する特徴を取り違えていないか、最後に見直す
正解と解説を見る
正解
ウ
解説
SOAは、業務機能を提供するサービスを組み合わせてシステムを構築する考え方です。通信仕様、サービス検索、サービス契約そのものを指すものではありません。
理由
SOAでは、業務機能をサービスとして分け、それらを必要に応じて組み合わせることでシステムを構築する。したがって、業務機能を提供するサービスの組合せによる構築という説明がSOAに該当する。
比較
インタフェースやプロトコルの規定、Webサービスの検索、サービス内容や品質の事前合意は、それぞれ関連する技術や契約の説明であり、SOAそのものの定義ではありません。
選択肢ア
これは不正解だよ。インタフェースやプロトコルを規定する説明は、Webサービスを利用するための通信上の仕様に関するものである。SOAは特定のインタフェースやプロトコルを定めるものではなく、業務機能をサービスとして組み合わせてシステムを構築する考え方を指す。
選択肢イ
これは不正解だよ。XMLを利用してインターネット上のWebサービスを検索する仕組みは、サービスの発見や検索に関する説明である。SOAは検索方式を示すものではなく、業務機能を提供するサービスを組み合わせてシステムを構築する考え方である。
選択肢ウ(正解)
これは正解だよ。SOAは、業務機能を提供するサービスを組み合わせることによってシステムを構築する考え方である。サービス単位で機能を捉え、それらを組み合わせて全体のシステムを構成するという説明が、SOAの定義に合致している。
選択肢エ
これは不正解だよ。サービスの内容、範囲、品質に対する要求水準を提供者と利用者の間で合意する説明は、サービス契約や品質条件に関するものである。SOAは契約条件そのものではなく、業務機能をサービスとして組み合わせる構築の考え方である。
学習のポイント
SOAと、Webサービス関連の仕様・検索機構・契約条件を区別する。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成22年度春期 プロジェクトマネージャ試験 午前Ⅱ 問18(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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