PMプロジェクトマネージャ試験 午前Ⅰ
令和6年度秋期 プロジェクトマネージャ 午前Ⅰ 問27
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- アキャズム
- イ死の谷
- ウダーウィンの海
- エ魔の川
解き方のヒントを見る
競争障壁を捉える一つの視点
事業化から産業化へ進む段階では、技術そのものだけでなく、後発者が同じ市場条件に到達するまでの難しさに注目して整理します。設問では各選択肢が示す障壁の位置づけを読み比べましょう。
この問題で問われていること
確認する観点は、競争相手が参入や追随を試みたときに、時間・資源・関係性などの面でどの程度の負担が生じるか、という障壁の働きに絞ります。表現の強さだけで判断しないことが大切です。
視点
選択肢を読む際は、ある要素が単なる優位性の説明なのか、それとも他者の参入・追随を難しくする条件として述べられているのかを区別します。市場の成熟に伴い、障壁が誰に、どの時点で作用するかも確認しましょう。
確認ポイント
- その記述は、自社の強みではなく、競争相手の参入や追随の難しさを扱っているか。
- 障壁が生じる主体と、影響を受ける競争相手の関係を読み取れているか。
- 事業化段階から産業化段階への変化と、障壁の作用する時点が整合しているか。
正解と解説を見る
正解
ウ
解説
事業化された製品が市場で競合製品と競争しながら普及し、産業化へ進む段階の障壁はダーウィンの海と呼ばれる。研究から開発、事業化までの障壁とは区別して覚える。
理由
事業化後に製品を市場へ定着させ、競合製品との競争を乗り越えて産業として拡大する過程には障壁がある。この障壁をダーウィンの海という。設問の「事業化から産業化」と「競合製品との競争」が判断の根拠になる。
比較
魔の川は研究から開発、死の谷は開発から事業化へ進む際の障壁を指します。キャズムは、新しい製品や技術が初期採用者から一般市場へ広がる際の隔たりを表す用語であり、設問の段階とは異なる。
選択肢ア
これは不正解だよ。キャズムは、新しい製品や技術について、初期採用者から一般的な顧客層へ普及する際に生じる市場の隔たりを指す。設問が問う、事業化後に競合製品と競争しながら産業化へ進む障壁を表す用語ではない。
選択肢イ
これは不正解だよ。死の谷は、研究成果を実用的な開発段階から事業化へ移す際に、資金や技術面の条件を乗り越えられず停滞する障壁を指す。事業化後の競合製品との競争過程を示す用語ではない。
選択肢ウ(正解)
これは正解だよ。ダーウィンの海は、技術や製品が事業化された後、競合製品との競争を経て市場に定着し、産業化へ進む段階で直面する障壁を指す。設問の段階と競争環境に一致する。
選択肢エ
これは不正解だよ。魔の川は、研究段階の成果を製品開発へ移行する際に、研究成果を実用化できる技術へつなげられず生じる障壁を指す。事業化から産業化への競争上の障壁を表す名称ではない。
学習のポイント
技術の段階ごとに異なる障壁の名称と意味を対応させて学習する。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)令和6年度秋期 プロジェクトマネージャ試験 午前Ⅰ 問27(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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