PMプロジェクトマネージャ試験 午前Ⅰ
令和6年度秋期 プロジェクトマネージャ 午前Ⅰ 問6
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- ア記憶領域へのアクセス保護を論理的な単位で行うことができる。
- イ記憶領域をプログラム間で容易に共用することができる。
- ウ実行時に記憶領域の大きさを動的に変えることができる。
- エ主記憶の外部断片化が発生しない。
解き方のヒントを見る
方式比較を整理する視点
二つの方式を個別に暗記するのではなく、同じ観点で仕組みと影響を照らし合わせ、設問中の説明がどの論点に関係するかを慎重に確認しましょう。用語の印象だけで判断せず、説明の前提と結果のつながりにも注目します。
この問題で問われていること
今回の確認では、二つの方式を比べる際に、説明がどの比較軸を扱っているかを一つずつ揃えて見ることに集中します。用語の連想ではなく、対象・境界・影響の関係を同じ順序で読み取りましょう。
視点
方式名から連想して判断せず、各説明を「何を対象に、どのような境界で扱い、その結果どんな影響が述べられているか」という一つの比較軸に並べ、前提と結論の対応だけを確認します。
確認ポイント
- 説明の主語と、比較対象として扱われている事柄を確認する。
- 二つの説明を同じ比較軸と順序で読み比べる。
- 述べられた影響が、前の説明から自然につながっているか確認する。
正解と解説を見る
正解
エ
解説
ページング方式は、仮想アドレス空間と主記憶を固定長のページおよびフレームに分割して管理する。固定長で割り当てるため、可変長領域の配置で生じる主記憶の外部断片化を避けられる点が長所です。
理由
ページング方式では、主記憶を固定長のフレームに分割し、同じ大きさのページを割り当てる。したがって、可変長の空き領域を連続して確保する必要がなく、主記憶の外部断片化は発生しない。
比較
セグメンテーション方式は、プログラムの論理的な単位に対応した可変長のセグメントを扱うため、論理単位での保護や共有、実行時の大きさ変更に適している。一方、ページング方式の代表的な長所は固定長管理による外部断片化の回避です。
選択肢ア
これは不正解だよ。論理的な単位に基づいて記憶領域へのアクセス保護を行いやすいのは、プログラムのまとまりに対応した可変長の領域を扱うセグメンテーション方式の特徴である。固定長のページを扱うページング方式の比較上の長所とは異なる。
選択肢イ
これは不正解だよ。記憶領域をプログラム間で共有する機能は、セグメンテーション方式でもページング方式でも実現可能であり、ページング方式だけの長所ではない。したがって、両方式の比較で示す代表的な優位点には該当しない。
選択肢ウ
これは不正解だよ。実行時に記憶領域の大きさを動的に変えることは、可変長のセグメントを扱うセグメンテーション方式の方が適している。固定長のページを単位とするページング方式の長所として説明することはできない。
選択肢エ(正解)
これは正解だよ。ページング方式は、仮想記憶と主記憶を同じ大きさのページおよびフレームに分けて割り当てる。そのため、可変長領域の配置で生じる外部断片化を避けられる。これはセグメンテーション方式と比較したページング方式の長所である。
学習のポイント
ページングとセグメンテーションの領域管理単位および断片化の違いを整理する。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)令和6年度秋期 プロジェクトマネージャ試験 午前Ⅰ 問6(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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