PMプロジェクトマネージャ試験 午前Ⅰ

平成29年度春期 プロジェクトマネージャ 午前Ⅰ 問22

問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。

問題

システム監査人が監査報告書に記載する改善勧告に関する説明のうち,適切なものはどれか。

選択肢

  1. ア
    改善の実現可能性は考慮せず,監査人が改善の必要があると判断した事項だけを記載する。
  2. イ
    監査証拠による裏付けの有無にかかわらず,監査人が改善の必要があると判断した事項を記載する。
  3. ウ
    監査人が改善の必要があると判断した事項のうち,被監査部門の責任者が承認した事項だけを記載する。
  4. エ
    調査結果に事実誤認がないことを被監査部門に確認した上で,監査人が改善の必要があると判断した事項を記載する。
解き方のヒントを見る

改善勧告の記載を点検する視点

改善勧告を読むときは、指摘の根拠と求められる対応がどのようにつながっているかに注目し、記載全体の整合性と読み手への伝わり方を確認します。

この問題で問われていること

一つの勧告文について、何を根拠にどのような改善を促しているのかが、記載の各部分から無理なく読み取れる構成になっているかを検討してください。

視点

指摘事項、根拠、改善の方向性が互いに矛盾せず、勧告として一貫した意味を持つかという観点で、文面の関係性を整理します。

確認ポイント

  • 指摘の内容と根拠の対応関係を確認する
  • 求める改善の方向が指摘から自然につながるか見る
  • 読み手によって解釈が分かれそうな表現を点検する
正解と解説を見る

正解

エ

解説

改善勧告は、監査人が必要と判断した事項を、確認済みの事実に基づいて記載するものです。調査結果の事実誤認を被監査部門に確認することが重要です。

理由

監査報告書の改善勧告は、監査人の判断だけでなく、監査調査によって得られた事実を根拠として記載する。調査結果に事実誤認がないことを被監査部門へ確認した上で、改善の必要性を判断することが適切です。

比較

実現可能性を無視したり、監査証拠の裏付けを不要としたりする説明は、監査報告書の信頼性を損なう。また、被監査部門の責任者が承認した事項だけに限定するものでもない。

選択肢ア

これは不正解だよ。改善勧告は、改善の必要性だけでなく、指摘内容が実際に改善可能かどうかも考慮して記載する必要がある。実現可能性を考慮しないと、実施困難な勧告となり、監査結果を有効な改善につなげられない。

選択肢イ

これは不正解だよ。改善の必要性を判断する場合でも、監査証拠による裏付けを欠いてよいわけではない。事実に基づかない指摘は監査報告書の信頼性を損なうため、調査結果や証拠との整合性を確認する必要がある。

選択肢ウ

これは不正解だよ。改善勧告を記載するかどうかは、被監査部門の責任者が承認したかどうかだけで決まるものではない。監査人が監査証拠に基づいて必要性を判断し、事実関係を確認した上で記載する。

選択肢エ(正解)

これは正解だよ。調査結果に事実誤認がないことを被監査部門に確認した上で、監査人が改善の必要性を判断して記載するため、監査証拠に基づく客観性と事実確認の手順を満たしている。

学習のポイント

改善勧告では、事実確認と監査人の判断の関係を理解する。

出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成29年度春期 プロジェクトマネージャ試験 午前Ⅰ 問22(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)

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