PMプロジェクトマネージャ試験 午前Ⅰ
平成25年度春期 プロジェクトマネージャ 午前Ⅰ 問28
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題

選択肢
- アI₆ + P₇ − S₇ + S₈
- イS₈ + S₉ + S₁₀ + S₁₁ − I₇
- ウS₈ + S₉ + S₁₀ + S₁₁ − I₈
- エS₉ + S₁₀ + S₁₁ − I₇
解き方のヒントを見る
在庫と販売予測を整理する視点
在庫と予想販売量を扱うときは、数値をすぐ計算するのではなく、それぞれが計画のどの段階で参照される情報かを整理し、同じ期間や単位で比較できるかを確かめることが大切です。
この問題で問われていること
この問題では、在庫量と予想販売量の関係を、計画の対象期間・基準時点・単位という一つの観点から確認し、与えられた条件が同じ前提で対応しているかを見直してください。
視点
生産計画を考える際は、登場する数値を役割ごとに分け、どの時点の状態を表すか、どの期間に対応するかをそろえてから関係を整理します。数量同士の意味が一致しているかを確認し、単純な大小だけで判断しないことが重要です。
確認ポイント
- 各数値が示す時点と対象期間はそろっているか
- 在庫量と予想販売量は同じ単位・範囲で比較されているか
- 計画条件に含まれる前提と、単なる参考値を区別できているか
正解と解説を見る
正解
イ
解説
8月末の予想在庫は、9月から11月まで3か月間の予想販売量に等しくする。8月の在庫収支から、8月分の販売量と目標在庫を合わせ、7月末予想在庫を差し引くと計画生産量が求まる。
理由
8月末予想在庫を I8、7月末予想在庫を I7 とすると、在庫収支は I8(個)=I7(個)+P8(個)-S8(個)です。手続(2)より I8 は9月・10月・11月の販売量、すなわち S9+S10+S11(個)に等しいため、P8(個)=S8+S9+S10+S11-I7 となります。各量は同一の数量単位で扱います。
比較
正しい式は、8月に販売する量を補い、8月末に9月から11月の販売に備える在庫を残し、7月末の予想在庫を差し引く形です。したがって、当月の販売量、目標在庫の対象期間、基準となる7月末在庫の三点が式に反映されます。
選択肢ア
これは不正解だよ。I6+P7-S7 は手続(1)から7月末予想在庫 I7 を求める表現なので、そこへ S8 を足しても8月の計画生産量にはなりません。8月の販売量を補い、9月から11月の目標在庫を確保する条件も反映されていないため不適切です。
選択肢イ(正解)
これは正解だよ。8月末予想在庫を9月から11月の販売量 S9+S10+S11(個)とし、在庫収支 I8=I7+P8-S8 を変形すると、P8(個)=S8+S9+S10+S11-I7 になります。8月の販売分、目標在庫、7月末在庫をすべて反映しています。
選択肢ウ
これは不正解だよ。8月分の計画生産量を決める際の期首在庫は7月末予想在庫 I7 です。I8 は8月の生産量と販売量を反映した後の8月末予想在庫であり、しかも目標条件で定める値なので、これを差し引くと基準時点が逆になり、在庫収支を正しく表せません。
選択肢エ
これは不正解だよ。S9+S10+S11-I7 は、8月末に残す目標在庫から7月末在庫を調整するだけで、8月中に販売する S8(個)を補う項がありません。8月末在庫の収支では当月販売量も差し引かれるため、その分を生産量に加える必要があります。
学習のポイント
月次の在庫収支と、将来販売分を見込む目標在庫の関係を学ぶ。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成25年度春期 プロジェクトマネージャ試験 午前Ⅰ 問28(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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