PMプロジェクトマネージャ試験 午前Ⅰ
平成25年度春期 プロジェクトマネージャ 午前Ⅰ 問16
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題


選択肢
- ア公式図の選択肢ア(問題図を参照)
- イ公式図の選択肢イ(問題図を参照)
- ウ公式図の選択肢ウ(問題図を参照)
- エ公式図の選択肢エ(問題図を参照)
解き方のヒントを見る
関連の両端を片方ずつ確かめる
クラス図の読み取りでは、関連線でつながる二つのクラスについて、片方のクラスの1つの実体から見て相手側がいくつ対応し得るかを、向きを入れ替えながら一方向ずつ確かめる観点が役立ちます。
この問題で問われていること
問題で扱われている関連の一本一本について、どちらのクラスを起点に読んでいるのかを意識しましょう。端に付いた記号や数値が、誰から見た個数を表すのかを自分の言葉で説明できるかが検討の中心になります。
視点
一つの関連には、読む向きが二つあります。業務の場面を具体的に一件思い浮かべ、その一件に対して相手側が最小でいくつ、最大でいくつ結び付くかを想像します。そのうえで図の記法と照らし合わせると、読む向きの取り違えを防ぎやすくなります。
確認ポイント
- 読んでいる関連の起点となるクラスを一つ決めてから、端の記号を読んでいるか
- 起点を入れ替えた逆向きの読み方でも、意味が通るかを確かめたか
- 具体的な一件を想定し、相手側との最小と最大の対応数を言葉で説明できるか
正解と解説を見る
正解
ア
解説
正解はアです。注文が1..*の注文明細をコンポジションで束ね、各注文明細が1種類の商品に対応する構造が、顧客が複数の商品をまとめて注文することを正しく表しています。
理由
アでは、顧客1に対して注文が0..*で対応し、注文側にひし形が付いたコンポジションで、注文1に対して注文明細が1..*で対応します。さらに注文明細0..*に対して商品が1で対応します。つまり、一つの注文は1件以上の注文明細から成り、各明細は1種類の商品を指します。これにより、一つの注文に複数の商品を含められます。
比較
イとエは、ひし形が注文明細側にあり、注文明細が全体で注文が部分という逆の構造です。さらに、一つの注文に対する注文明細の多重度が1で、複数の明細を束ねられません。ウとエは、注文が商品と直接関連していて、一つの注文に対応する商品が1種類に限られます。また、顧客が注文ではなく注文明細と関連しているため、問題文の定義と合いません。
選択肢ア(正解)
これは正解だよ。顧客1に対して注文が0..*で対応し、注文側にひし形があるコンポジションで、一つの注文が1..*の注文明細を束ねているよ。さらに各注文明細は1つの商品に対応しているから、一つの注文に複数の商品を含められるんだ。“注文明細は1種類の商品に対応し、注文は複数の注文明細を束ねる”という定義にぴったり合っているね。
選択肢イ
これは不正解だよ。ひし形が注文明細側に付いているから、注文明細が全体で注文が部分という逆の関係になっているよ。多重度も注文明細側が1、注文側が1..*なので、一つの注文には注文明細が1つしか対応しないんだ。これでは複数の注文明細を束ねて一つの注文にすることを表せないね。
選択肢ウ
これは不正解だよ。コンポジションの向きと多重度は妥当だけど、商品と関連しているのが注文明細ではなく注文になっているね。注文0..*に対して商品が1なので、一つの注文に対応する商品は1種類だけになってしまうよ。それに顧客が注文ではなく注文明細と関連していて、問題文の定義とも合わないんだ。
選択肢エ
これは不正解だよ。ひし形が注文明細側にあって、一つの注文に対する注文明細が1つだけという逆の構造になっているね。さらに商品が注文と直接関連していて、一つの注文に対応する商品は1種類に限られるよ。顧客も注文明細と関連しているから、複数の商品をまとめて注文する構造を表していないんだ。
学習のポイント
コンポジションのひし形の位置(全体側)と多重度の向き、そして商品と関連させるクラスを読み分けることが学習のポイントです。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成25年度春期 プロジェクトマネージャ試験 午前Ⅰ 問16(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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