PMプロジェクトマネージャ試験 午前Ⅰ
平成24年度春期 プロジェクトマネージャ 午前Ⅰ 問26
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題

選択肢
- ア意思決定の遅さを克服して市場の平均成長率を超える。
- イ営業力のなさを海外ベンダと提携して市場のグローバル化に対応する。
- ウ高い技術力を応用して海外ベンダの日本市場参入に対抗する。
- エデータセンタの資源を生かしてクラウドコンピューティングサービスを提供する。
解き方のヒントを見る
分類軸の整合性を確かめる
各項目を単独の印象で判断せず、設問が求める二つの分類軸を先に整理し、候補の組合せが同じ基準で一貫して説明できるかを確認しましょう。判断の途中で軸を混同しないことが重要です。
この問題で問われていること
確認する観点は、各候補が同じ分類ルールに沿って配置されているかです。用語の知名度や印象ではなく、分類の基準を固定してから、組合せ全体の一貫性だけを見直してください。
視点
分類問題では、まず何を基準に区分しているかを明確にし、その基準を候補全体へ同じように適用します。途中で別の見方へ切り替えず、組合せの内部で説明の軸がそろっているかを点検するのが基本です。
確認ポイント
- 分類に使う基準を一つに固定できているか
- 各候補へ同じ基準を適用しても説明がぶれないか
- 組合せ全体で分類軸の対応関係が一貫しているか
正解と解説を見る
正解
エ
解説
正解はエ。自社の内部環境にあるデータセンタの資源という強みを、外部環境のクラウドコンピューティングへの注目という機会に結び付けているためです。
理由
データセンタを多数所有していることは自社の強みであり、クラウドコンピューティングが注目されていることは市場機会です。この二つを組み合わせてサービスを提供するエは、強みを生かして機会を獲得するSO戦略に当たります。
比較
アとイは弱みへの対応が中心で、ウは強みを脅威への対抗に使う組合せです。いずれも設問が求める「強みを生かして市場機会を獲得する」関係とは異なります。
選択肢ア
これは不正解だよ。意思決定の遅さはSWOT表のW(弱み)であり、市場の平均成長率を超えるという目標も、強みを市場機会に生かす組合せを示していません。内部の弱みへの対応と成果目標が中心で、設問が求める戦略とは異なります。
選択肢イ
これは不正解だよ。営業力のなさはW(弱み)であり、海外ベンダとの提携はその補完策です。市場のグローバル化はO(機会)ですが、文中で自社の強みを活用していないため、強みと機会を組み合わせる戦略には該当しません。
選択肢ウ
これは不正解だよ。高い技術力はS(強み)ですが、海外ベンダの日本市場参入はT(脅威)です。したがって強みで脅威に対抗する発想であり、市場機会を獲得するために強みを生かす組合せではありません。
選択肢エ(正解)
これは正解だよ。データセンタを多数所有していることは自社のS(強み)で、クラウドコンピューティングが注目されていることはO(機会)です。強みを機会に結び付けてサービス提供へ展開しており、設問に合致します。
学習のポイント
SO戦略として強みと機会を結び付ける対応関係を確認する。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成24年度春期 プロジェクトマネージャ試験 午前Ⅰ 問26(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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