PMプロジェクトマネージャ試験 午前Ⅰ

平成23年度特別 プロジェクトマネージャ 午前Ⅰ 問29

問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。

問題

キャッシュフロー計算書において,営業活動によるキャッシュフローに該当するものはどれか。

選択肢

  1. ア
    株式の発行による収入
  2. イ
    商品の仕入による支出
  3. ウ
    短期借入金の返済による支出
  4. エ
    有形固定資産の売却による収入
解き方のヒントを見る

活動区分を整理する基本の視点

各項目を判断するときは、金額の増減そのものに注目しすぎず、その取引が企業活動のどの場面で生じたものかという目的と背景に目を向けて、資料の文脈に沿って丁寧に整理しましょう。

この問題で問われていること

一つの観点に絞り、各項目の取引目的と発生場面を問題文の説明と照らし合わせてください。似たように見える項目も、役割の違いを落ち着いて確認し、判断理由を短く言葉にします。

視点

分類名を先に決めつけず、各項目が企業活動の中でどのような目的や役割を持つ取引なのかを、周囲の説明と合わせて捉えましょう。

確認ポイント

  • その項目が生じた取引の目的を確認する
  • 発生した場面や背景を本文と照らし合わせる
  • 判断理由を取引の役割に結び付けて説明する
正解と解説を見る

正解

イ

解説

キャッシュフロー計算書では、商品の仕入れなど企業の本業に直接伴う現金の支出や収入を営業活動によるキャッシュフローに分類します。

理由

商品の仕入れは、商品を販売するという通常の営業活動に必要な取引です。そのため、仕入れ代金の支出は営業活動によるキャッシュフローに該当します。

比較

株式発行や借入金返済は資金調達に関係する財務活動、有形固定資産の売却は設備などの取得・売却に関係する投資活動として扱います。

選択肢ア

これは不正解だよ。株式の発行による収入は、企業が株主から資金を調達する取引です。本業の商品販売やサービス提供に伴う収入ではなく、資本の調達に関係するため、営業活動ではなく財務活動によるキャッシュフローに分類されます。

選択肢イ(正解)

これは正解だよ。商品の仕入れは、販売する商品を確保するために通常の営業活動として行う取引です。その代金の支出は本業に直接伴う現金の流出なので、営業活動によるキャッシュフローに分類されます。

選択肢ウ

これは不正解だよ。短期借入金の返済は、借入れによって調達した資金を返す取引です。商品の販売や仕入れなど本業の営業取引ではなく、資金調達後の返済に当たるため、財務活動によるキャッシュフローに分類されます。

選択肢エ

これは不正解だよ。有形固定資産の売却による収入は、土地や建物、機械などの長期的に使用する資産を処分して得る収入です。通常の営業取引ではなく、資産の取得・売却に関係するため、投資活動によるキャッシュフローに分類されます。

学習のポイント

営業・投資・財務の三分類を、取引の目的から見分ける。

出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成23年度特別 プロジェクトマネージャ試験 午前Ⅰ 問29(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)

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