NWネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ
令和6年度春期 ネットワークスペシャリスト 午前Ⅱ 問15
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- アMOS値
- イR値
- ウジッタ
- エパケット損失率
解き方のヒントを見る
指標の値がどこから来るかを確認
通話品質の指標は名称が似ていても、何を材料にしてどんな尺度で値を出すかが異なります。用語の暗記に頼らず、各指標の値が何から導かれるのかという一点に絞って整理すると、種類と算出要素の対応を見分けやすくなります。
この問題で問われていること
この問題では、個々の指標の名前を知っているかだけでなく、その指標が評価の根拠として何を用いて値を算出しているかが問われています。指標の名称と、その値を生み出す材料との結び付きを意識して検討してください。
視点
品質指標は「入力(何を材料にするか)→処理(どう評価するか)→出力(どんな値になるか)」という流れで捉えると整理しやすくなります。今回は特に入力側に注目してください。各指標の値が何に依存して変わるのかを自分の言葉で説明できるかを確かめると、名称の印象だけで判断する誤りを避けやすくなります。
確認ポイント
- 各指標について、値を算出する際の材料が何かを自分の言葉で説明できるか
- 指標の名称から受ける印象だけで、算出要素を推測していないか
- ある算出要素が変化したとき、どの指標の値が影響を受けるのかを筋道立てて説明できるか
正解と解説を見る
正解
イ
解説
正答はイのR値です。R値は、IP電話の音声品質に影響するノイズ、エコー、遅延などの要因を考慮して算出される総合的な評価指標です。
理由
R値は、音声伝送におけるノイズ、エコー、遅延などの要因を総合的に考慮して、通話品質を評価するための指標です。そのため、設問の条件に合致します。
比較
MOS値は主に利用者が音声品質を主観的に評価した値、ジッタはパケット到着間隔の揺らぎ、パケット損失率は失われたパケットの割合を示します。いずれも複数要因から算出される総合指標ではありません。
選択肢ア
これは不正解だよ。MOS値は、通話者などが音声の聞き取りやすさや自然さを主観的に評価し、その結果を段階的に表す指標です。ノイズ、エコー、遅延などを用いて算出する総合的な伝送品質評価とは性質が異なります。
選択肢イ(正解)
これは正解だよ。R値は、IP電話の音声品質に影響するノイズ、エコー、遅延などの要因を考慮して算出される総合的な品質評価指標です。設問が示す複数の劣化要因から求められる指標に該当します。
選択肢ウ
これは不正解だよ。ジッタは、音声パケットなどが到着する間隔の揺らぎを表す指標です。ネットワークの遅延変動を把握するためには重要ですが、ノイズやエコーなどを含めた音声品質の総合評価値ではありません。
選択肢エ
これは不正解だよ。パケット損失率は、送信したパケットのうち宛先に届かなかったものの割合を示す通信状態の指標です。音声品質に影響する要因の一つですが、ノイズ、エコー、遅延などをまとめて算出する指標ではありません。
学習のポイント
総合品質指標と個別の通信品質指標の違いを理解することが重要です。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)令和6年度春期 ネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問15(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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