NWネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ
令和5年度春期 ネットワークスペシャリスト 午前Ⅱ 問24
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- アWebページに,画像を使用せずに数式を表示するために用いられる,XMLマークアップ言語
- イシステムの設計及び検証を行うために用いられる,UML仕様の一部を流用して機能拡張したグラフィカルなモデリング言語
- ウハードウェアとソフトウェアとの協調設計(コデザイン)に用いられる,C言語又はC++言語を基にしたシステムレベル記述言語
- エ論理合成してFPGAで動作させるハードウェア論理の記述に用いられる,ハードウェア記述言語
解き方のヒントを見る
記述手法は表現対象から整理する
システム設計の記述手法は数多くありますが、名称や図の見た目で覚えるより、その手法が何を表すために作られたのかを軸に整理すると識別しやすくなります。観点を一つに絞って検討しましょう。
この問題で問われていること
問われている手法ごとに、それが主に何を記述の対象としているのかを自分の言葉で言い表せるかを確認してください。表現対象が曖昧なまま判断すると、似た名称や似た見た目の手法を取り違えやすくなります。
視点
設計で使う記述手法は、それぞれ特定の関心事を伝えるために考案されています。名称や記号を丸暗記するのではなく、「この手法で書き表したいものは何か」という一点から整理すると、手法の位置付けと特徴を結び付けて理解できます。検討するときは、各手法について表現の対象を一文で説明できるかを試し、説明できない手法は教科書や自分のノートで確かめ直す習慣をつけましょう。
確認ポイント
- 登場する各手法について、主に何を書き表すための手法なのかを一文で言えるか
- 表現の対象と、その手法の位置付けや特徴として述べられている内容が噛み合っているか
- 名称や見た目の印象だけに頼らず、表現の対象という同じ軸で比べているか
正解と解説を見る
正解
イ
解説
SysMLは、システムの設計や検証に用いるグラフィカルなモデリング言語であり、UML仕様の一部を基に機能拡張したものです。
理由
SysMLは、複雑なシステムの構造や振る舞いなどをモデルとして表現し、設計や検証に活用するための言語です。UMLを基盤として、システムズエンジニアリング向けに拡張されている。
比較
画像を使わず数式を表示するXML系の言語、CやC++を基にしたシステムレベル記述言語、FPGA向けのハードウェア記述言語はいずれも別の目的を持つ。
選択肢ア
これは不正解だよ。Webページ上で画像を使わず数式を表示するためのXMLマークアップ言語は、数式の記述や表示を目的とする。SysMLはWebページの数式表示用ではなく、システムの設計や検証をモデルで表すためのグラフィカルなモデリング言語である。
選択肢イ(正解)
これは正解だよ。SysMLはシステムの設計及び検証に用いられるグラフィカルなモデリング言語であり、UML仕様の一部を流用して機能拡張したものである。システムの構造や振る舞いなどをモデルとして表現する点が、この説明と一致する。
選択肢ウ
これは不正解だよ。ハードウェアとソフトウェアの協調設計に用いるシステムレベル記述言語には、C言語又はC++言語を基にしたものがある。しかし、これはコードによるシステム記述の説明であり、UMLを拡張したSysMLの説明ではない。
選択肢エ
これは不正解だよ。論理合成してFPGAで動作させるハードウェア論理を記述するものは、ハードウェア記述言語である。対象は回路やハードウェア論理の実装であり、システム全体を設計・検証するSysMLとは目的と表現対象が異なる。
学習のポイント
SysMLと、Web表示用言語・システムレベル記述言語・ハードウェア記述言語を区別する。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)令和5年度春期 ネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問24(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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