NWネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ
令和3年度春期 ネットワークスペシャリスト 午前Ⅱ 問9
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- ア一つのホスト名に複数のIPアドレスを対応させることはできるが,複数のホスト名に同一のIPアドレスを対応させることはできない。
- イ一つのホスト名に複数のIPアドレスを対応させることも,複数のホスト名に同一のIPアドレスを対応させることもできる。
- ウ複数のホスト名に同一のIPアドレスを対応させることはできるが,一つのホスト名に複数のIPアドレスを対応させることはできない。
- エホスト名とIPアドレスの対応は全て1対1である。
解き方のヒントを見る
DNSの対応付けを定義から確認
DNSに関する用語や仕組みは、名称が似ていても役割が異なることがあります。問題で問われている要素について、何を入力として受け取り、何を結果として返すのかを、自分が覚えている定義に立ち返って一つずつ確認しましょう。
この問題で問われていること
確認すべき観点は一つです。問題中の各要素について「何を手がかりにして何を求めるための仕組みなのか」という入力と出力の関係を、言葉の印象や名称の響きではなく、学習した定義そのものと照らし合わせて判断してください。
視点
名前解決の仕組みを学ぶときは、個々の用語を暗記するだけでは足りません。利用する側がどのような情報を持っていて、どのような情報を得たいのかという視点で整理すると、用語どうしの混同を防げます。似た用語は、入力と出力の関係を並べて比べると違いがはっきりします。
確認ポイント
- 問われている要素が何を手がかりとして受け取るものかを、定義に基づいて確認したか
- その要素が結果として何を得るためのものかを、定義に基づいて確認したか
- 名称の印象ではなく、入力と出力の関係が問題の記述と一致しているかを照合したか
正解と解説を見る
正解
イ
解説
DNSでは、負荷分散や冗長化のために一つのホスト名へ複数のIPアドレスを登録できる。また、複数のホスト名が同じIPアドレスを示す登録も可能であり、対応は必ずしも一対一ではありません。したがって、両方を可能としているイが適切です。
理由
DNSはホスト名からIPアドレスを検索する仕組みだが、登録できる対応関係が常に一対一に制限されるわけではありません。一つのホスト名に複数のIPアドレスを登録する構成や、異なるホスト名から同じIPアドレスを参照する構成があり得る。
比較
アとウはどちらか一方の対応だけを可能としており、DNSの対応付けを不必要に制限している。エは全てを1対1とするため不適切です。両方の対応を認めるイが、設問の記述として適切です。
選択肢ア
これは不正解だよ。一つのホスト名に複数のIPアドレスを対応させることは可能だが、DNSでは異なる複数のホスト名を同じIPアドレスに対応させることも可能である。後半の「できない」という制限が誤りなので、この選択肢は不適切である。
選択肢イ(正解)
これは正解だよ。DNSの対応付けは一対一に限定されない。一つのホスト名に複数のIPアドレスを対応させる構成も、複数のホスト名が同じIPアドレスを示す構成も可能であるため、二つの記述をともに正しく述べている。
選択肢ウ
これは不正解だよ。複数のホスト名に同一のIPアドレスを対応させることは可能だが、DNSでは一つのホスト名に複数のIPアドレスを対応させることも可能である。後半の「できない」という制限が誤りである。
選択肢エ
これは不正解だよ。DNSのホスト名とIPアドレスの対応は、必ず全て1対1になるわけではない。一つのホスト名に複数のIPアドレスを登録したり、複数のホスト名で同じIPアドレスを参照したりできるため、全て1対1とする説明は誤りである。
学習のポイント
DNSの名前解決は一対一とは限らず、柔軟な対応付けを理解することが重要です。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)令和3年度春期 ネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問9(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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