NWネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ

令和3年度春期 ネットワークスペシャリスト 午前Ⅱ 問1

問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。

問題

ネットワーク機器のイーサネットポートがもつ機能であるAutomatic MDI/MDI-Xの説明として,適切なものはどれか。

選択肢

  1. ア
    接続先ポートの受信不可状態を自動判別して,それを基に自装置からの送信を止める機能
  2. イ
    接続先ポートの全二重・半二重を自動判別して,それを基に自装置の全二重・半二重を変更する機能
  3. ウ
    接続先ポートの速度を自動判別して,それを基に自装置のポートの速度を変更する機能
  4. エ
    接続先ポートのピン割当てを自動判別して,ストレートケーブル又はクロスケーブルのいずれでも接続できる機能
解き方のヒントを見る

通信経路の役割を見極める視点

各ポート機能を個別の名称や印象で判断せず、機器のどの位置で通信を受け渡し、どの範囲の接続や制御に関わる役割なのかという観点から整理し、一つずつ丁寧に見ます。

この問題で問われていること

確認する観点を、通信の流れの中でその機能が担う役割と、影響する接続範囲の関係に絞ります。周辺知識より、設問の説明との対応を丁寧に見比べ、一つの観点に集中します。

視点

機器のポートに関する説明を読むときは、名称の連想ではなく、通信のどの段階に関係し、接続先との関係をどのように整理している説明かを捉えます。

確認ポイント

  • 通信の流れの中で、その機能が関与する位置を確認する。
  • 影響する接続の範囲や相手を読み分ける。
  • 説明が示す役割と、機器全体の目的との対応を確かめる。
正解と解説を見る

正解

エ

解説

Automatic MDI/MDI-Xは、接続先との間でイーサネット信号を送受信するピンの割当てを自動的に判別・調整する機能です。そのため、従来は使い分けが必要だったストレートケーブルとクロスケーブルのどちらでも接続しやすくなります。

理由

MDI/MDI-Xは、イーサネットポートにおける送信線と受信線の対応を扱います。Automatic MDI/MDI-Xでは、接続先ポートとのピン割当てを自動判別し、必要な信号線の対応を調整します。

比較

通信速度の自動判別はオートネゴシエーション、全二重・半二重の自動調整も通信モードに関する別の機能です。したがって、これらを説明する選択肢はMDI/MDI-Xの説明には当たりません。

選択肢ア

これは不正解だよ。この説明は、接続先ポートが受信できない状態を判別し、自装置の送信を停止する機能を述べています。Automatic MDI/MDI-Xが扱うのは、受信不可状態や送信停止ではなく、イーサネットの送受信線に対応するピン割当てです。

選択肢イ

これは不正解だよ。この説明は、接続先の全二重・半二重を判別して、自装置の通信方式を変更する機能を述べています。全二重・半二重は通信モードの設定に関する事項であり、MDI/MDI-Xが自動判別する対象であるピン割当てとは異なります。

選択肢ウ

これは不正解だよ。この説明は、接続先ポートの通信速度を判別して、自装置の速度を変更する機能を述べています。速度の調整はオートネゴシエーションなどに関係するもので、MDI/MDI-Xの対象である送受信線のピン割当てを説明していません。

選択肢エ(正解)

これは正解だよ。Automatic MDI/MDI-Xは、接続先ポートとの送信線・受信線のピン割当てを自動判別して調整する機能です。そのため、機器の組合せによって従来必要だったケーブルの使い分けを意識せず、ストレートケーブルでもクロスケーブルでも接続できます。

学習のポイント

MDI/MDI-Xの役割を、速度や通信モードの自動調整と混同しないことが重要です。

出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)令和3年度春期 ネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問1(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)

関連する過去問一覧

IPA Advancedは非公式の学習サイトです。解説にはAIによる補助生成を含む場合があります。公式の問題冊子・解答例・採点講評を優先し、誤りは確認後に訂正します。運営・編集方針