NWネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ

令和元年度秋期 ネットワークスペシャリスト 午前Ⅱ 問22

問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。

問題

図はプロセッサによってフェッチされた命令の格納順序を表している。aに該当するプロセッサの構成要素はどれか。
主記憶からプロセッサ内のaへ,aから命令デコーダへ命令が渡される格納順序図。
主記憶からプロセッサ内のaへ,aから命令デコーダへ命令が渡される格納順序図。

選択肢

  1. ア
    アキュムレータ
  2. イ
    データキャッシュ
  3. ウ
    プログラムレジスタ(プログラムカウンタ)
  4. エ
    命令レジスタ
解き方のヒントを見る

命令処理の役割対応を整理する

各選択肢を読むときは、命令が実行される一連の流れをいくつかの役割に分け、説明がどの段階の責務を述べているかという一点に注目します。名称の印象ではなく、処理の順序と担当の対応を丁寧に照合してください。

この問題で問われていること

確認の中心は、各記述が命令処理のどの段階・責務を説明しているかです。用語の知名度や表面的な語句に引きずられず、処理の流れと担当する機能の対応関係だけを順に見比べてください。

視点

命令処理を考えるときは、処理全体を段階と役割の対応として捉え、各説明がどの責務を扱っているかを整理します。個別の用語を暗記するより、流れの中で担当範囲が一貫しているかを確認することが大切です。

確認ポイント

  • 記述が示す処理段階と担当範囲を対応付ける
  • 説明の主語と、実際に担う責務がずれていないか確認する
  • 処理の流れを前後関係から読み、役割を混同していないか見直す
正解と解説を見る

正解

エ

解説

主記憶からフェッチされた命令は、命令デコーダで解読される前にプロセッサ内部の専用レジスタへ格納される。この役割に該当するのは命令レジスタです。

理由

図では、主記憶から読み出された命令がaを経由して命令デコーダへ送られている。フェッチした命令を一時的に保持し、デコーダへ渡す構成要素は命令レジスタです。したがって正答はエとなる。

比較

アキュムレータは演算結果などを保持し、データキャッシュはデータへのアクセスを高速化する。プログラムレジスタは次に実行する命令のアドレスを保持するため、フェッチされた命令そのものを格納するaには該当しない。

選択肢ア

これは不正解だよ。アキュムレータは、算術演算や論理演算の途中結果・演算結果などを保持するレジスタである。図のaは主記憶からフェッチされた命令を命令デコーダへ渡す前に保持する位置なので、演算結果を扱うアキュムレータとは役割が異なる。

選択肢イ

これは不正解だよ。データキャッシュは、主にデータの読み書きを高速化するため、頻繁に利用するデータを保持する記憶領域である。図のaはフェッチされた命令を命令デコーダへ送る途中の構成要素を示しており、データキャッシュの役割とは一致しない。

選択肢ウ

これは不正解だよ。プログラムレジスタ、つまりプログラムカウンタは、次に実行する命令が主記憶のどこにあるかを示すアドレスを保持する。図のaに必要なのはフェッチされた命令そのものの保持であり、命令の格納場所を示すアドレスを保持するものではない。

選択肢エ(正解)

これは正解だよ。命令レジスタは、主記憶からフェッチされた命令を一時的に格納し、その命令を命令デコーダへ渡すためのレジスタである。図ではaが主記憶と命令デコーダの間に置かれているため、命令レジスタが該当する。

学習のポイント

命令フェッチの流れと、各プロセッサ構成要素の格納対象を区別する。

出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)令和元年度秋期 ネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問22(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)

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