NWネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ
令和元年度秋期 ネットワークスペシャリスト 午前Ⅱ 問17
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- アCookieに設定された有効期間を過ぎると,Cookieが無効化される。
- イJavaScriptによるCookieの読出しが禁止される。
- ウURL内のスキームがhttpsのときだけ,WebブラウザからCookieが送出される。
- エWebブラウザがアクセスするURL内のパスとCookieに設定されたパスのプレフィックスが一致するときだけ,WebブラウザからCookieが送出される。
解き方のヒントを見る
送信条件を整理する視点
属性の違いを個別に暗記するのではなく、どの条件がそろったときに情報の送信可否へ影響するのかを、通信の場面ごとに切り分けて考える。判断は一度に一つの条件だけを比べる。
この問題で問われていること
確認の中心は属性名そのものではなく、送信先・通信状況・要求の経路など、判断に関係する条件を同じ基準で比較できているかどうかに置く。前提と結果を分けて整理する。
視点
複数の設定を比べるときは、まず前提となる通信状況をそろえ、その後に各項目が判断へ与える影響を一つずつ確認する。条件を混ぜず、観点ごとに整理すると、表面的な語句に引きずられにくい。
確認ポイント
- 比較する通信状況の前提をそろえているか
- 判断に関係する条件を一つずつ分けているか
- 条件と結果を混同せず整理できているか
正解と解説を見る
正解
ウ
解説
CookieのSecure属性を設定すると、WebブラウザはHTTPS通信の場合に限ってCookieを送出する。保存期間、JavaScriptからの読出し、URLパスの制御はSecure属性の役割ではありません。
理由
Secure属性は、CookieをHTTPS通信のときだけWebブラウザから送出させるための属性です。HTTP通信では、そのCookieは送出されない。したがって、HTTPSというスキーム条件を述べたウが適切です。
比較
Cookieの有効期間を定めるのはExpiresやMax-Ageなどの設定であり、JavaScriptからの読出し制御はHttpOnly属性、URLパスによる送出範囲の制御はPath属性の役割です。Secure属性とは機能が異なる。
選択肢ア
これは不正解だよ。Cookieに設定された有効期間を過ぎたときに無効化されるかどうかは、保存期間に関する設定の役割である。Secure属性はCookieの有効期間を変更せず、HTTPS通信時に送出するかどうかを制限する。
選択肢イ
これは不正解だよ。JavaScriptによるCookieの読出しを禁止する機能は、スクリプトからのアクセスを制御する別の属性が担う。Secure属性はJavaScriptの読出し可否ではなく、通信方式に応じたCookie送出の可否を制限する。
選択肢ウ(正解)
これは正解だよ。Secure属性を設定したCookieは、URL内のスキームがhttpsである通信の場合にだけWebブラウザから送出される。HTTP通信では送出されないため、Secure属性の動作を正しく説明している。
選択肢エ
これは不正解だよ。アクセスするURLのパスとCookieに設定されたパスのプレフィックスが一致するかどうかは、Cookieの送出範囲をパスで制御する設定の役割である。Secure属性が制限するのはパスではなく通信方式である。
学習のポイント
Cookie属性ごとに、送出条件・有効期間・スクリプト制御・パス制御の役割を区別して覚える。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)令和元年度秋期 ネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問17(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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