NWネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ
平成30年度秋期 ネットワークスペシャリスト 午前Ⅱ 問17
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- アEAP-FAST
- イEAP-MD5
- ウEAP-TLS
- エEAP-TTLS
解き方のヒントを見る
認証の成立条件を整理する視点
クライアント証明書を使う認証を見分けるときは、登場する主体がどの情報を提示し、相手が何を確認して認証成立と判断するのかに注目します。役割の対応関係を整理しましょう。
この問題で問われていること
確認する観点を、証明書そのものの名称ではなく、認証の各段階で誰が誰に対して身元を示し、その確認結果が通信相手の信頼判断へどう結び付くかに絞って整理してください。
視点
認証方式を比較するときは、主体・提示情報・確認する側の対応関係を整理し、認証の成立条件がどこに置かれているかを考えます。
確認ポイント
- 認証に関わる主体の役割を整理する
- 提示される情報と確認する情報を区別する
- 認証結果を誰がどの判断に利用するか確認する
正解と解説を見る
正解
ウ
解説
EAP-TLSは、TLSを利用してサーバ証明書だけでなくクライアント証明書も用いた相互認証を行うプロトコルです。他の方式は主にパスワード認証や保護トンネルを組み合わせます。
理由
EAP-TLSでは、TLSの仕組みによってサーバとクライアントが証明書を提示し、証明書に対応する秘密鍵を用いて認証します。そのため、クライアント証明書を用いるプロトコルに該当します。
比較
EAP-FASTは保護トンネル、EAP-MD5はチャレンジレスポンスによるパスワード系認証、EAP-TTLSはトンネル内の認証方式を利用します。証明書をクライアント認証に使う点がEAP-TLSの特徴です。
選択肢ア
これは不正解だよ。EAP-FASTは、認証情報を保護するトンネルを構築し、その内部で認証を行う方式です。主な特徴はトンネルによる保護であり、クライアント証明書を用いてTLSの相互認証を行う方式ではありません。
選択肢イ
これは不正解だよ。EAP-MD5は、チャレンジと応答を用いてパスワードに基づく認証を行う方式です。TLSによる証明書認証を採用していないため、クライアント証明書を用いるプロトコルには該当しません。
選択肢ウ(正解)
これは正解だよ。EAP-TLSはTLSを利用し、サーバ証明書とクライアント証明書を用いた相互認証を行う方式です。クライアントは証明書に対応する秘密鍵も利用して、自身の正当性を証明します。
選択肢エ
これは不正解だよ。EAP-TTLSはTLSのトンネルを作成して通信を保護し、その内部で別の認証方式を実行するプロトコルです。クライアント証明書によるTLS相互認証を直接の特徴とする方式ではありません。
学習のポイント
EAP方式ごとの認証情報と、証明書を使う位置づけを比較して覚えましょう。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成30年度秋期 ネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問17(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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