NWネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ

平成30年度秋期 ネットワークスペシャリスト 午前Ⅱ 問7

問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。

問題

DNSでのホスト名とIPアドレスの対応付けに関する記述のうち,適切なものはどれか。

選択肢

  1. ア
    一つのホスト名に複数のIPアドレスを対応させることはできるが,複数のホスト名に同一のIPアドレスを対応させることはできない。
  2. イ
    一つのホスト名に複数のIPアドレスを対応させることも,複数のホスト名に同一のIPアドレスを対応させることもできる。
  3. ウ
    複数のホスト名に同一のIPアドレスを対応させることはできるが,一つのホスト名に複数のIPアドレスを対応させることはできない。
  4. エ
    ホスト名とIPアドレスの対応は全て1対1である。
解き方のヒントを見る

名前解決の入力と出力を整理する

DNSに関する設問では、用語の暗記よりも、その仕組みが何を手がかりに何を求めるものなのかを自分の言葉で整理することが大切です。問われている処理の入力と出力を意識しながら、問題文の記述と照らし合わせて検討しましょう。

この問題で問われていること

この設問で確認すべき観点は一つです。問題が扱っている対応付けについて、何が既知の情報として与えられ、何を得ることが目的なのかを見極めてください。この向きを取り違えないことが、各選択肢の妥当性を判断する基礎になります。

視点

対応付けの仕組みを学ぶときは、まず「何を手がかりにして、何を求めるのか」という入力と出力の関係を整理すると理解しやすくなります。個々の名称を覚えるだけでなく、ある情報が分かっている状態から別の情報を得たい場面を具体的に思い浮かべてください。そのうえで、問題が想定している場面がどちらの情報を出発点にしているかを確かめると、判断がぶれにくくなります。

確認ポイント

  • 問題が想定している場面で、最初から分かっている情報は何かを確認する
  • その場面で最終的に得たい情報は何かを確認する
  • 既知の情報と求めたい情報の向きが、各選択肢の内容と矛盾していないかを確かめる
正解と解説を見る

正解

イ

解説

DNSでは、一つのホスト名に複数のIPアドレスを登録することも、複数のホスト名を同じIPアドレスへ対応させることも可能です。したがって、対応関係は必ずしも1対1にはならない。

理由

DNSはホスト名からIPアドレスを検索する仕組みだが、負荷分散や冗長化のため、一つのホスト名に複数のIPアドレスを登録できる。また、複数のホスト名を同じサーバのIPアドレスへ対応させることもできる。

比較

したがって、ホスト名とIPアドレスの関係は1対1に限定されない。両方向の複数対応を認めているイが適切であり、一方だけを認めるアとウ、1対1とするエは誤りです。

選択肢ア

これは不正解だよ。一つのホスト名に複数のIPアドレスを対応させることは可能だが、複数のホスト名を同一のIPアドレスに対応させることも可能である。後半の「できない」という説明が誤っている。

選択肢イ(正解)

これは正解だよ。DNSでは、負荷分散や冗長化などのため、一つのホスト名に複数のIPアドレスを登録できる。また、別名や複数サービスのために、複数のホスト名を同一のIPアドレスへ対応させることもできる。

選択肢ウ

これは不正解だよ。複数のホスト名を同一のIPアドレスに対応させることは可能だが、一つのホスト名に複数のIPアドレスを対応させることも可能である。後半の「できない」という説明が誤っている。

選択肢エ

これは不正解だよ。DNSの対応関係は全て1対1ではない。一つのホスト名に複数のIPアドレスを対応させたり、複数のホスト名を同一のIPアドレスに対応させたりできるため、1対1に限定する説明は誤りである。

学習のポイント

DNSにおけるホスト名とIPアドレスの多対多の対応関係を理解する。

出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成30年度秋期 ネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問7(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)

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