NWネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ
平成29年度秋期 ネットワークスペシャリスト 午前Ⅱ 問15
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- アMOS値
- イR値
- ウジッタ
- エパケット損失率
解き方のヒントを見る
音声品質指標を整理する視点
音声品質の指標を考えるときは、単一の要素だけで判断せず、通信過程に関わる情報と利用者が感じる品質との関係を整理し、指標同士の役割を混同しないよう確認しましょう。
この問題で問われていること
確認する観点を、指標の算出に関係する情報と、最終的に表される品質の意味との対応関係に絞り、それぞれが何を評価するためのものかを落ち着いて見比べましょう。
視点
指標を構成する情報の種類と、そこから評価される対象を分けて整理し、入力される情報と評価結果の関係を確認する。
確認ポイント
- 算出に関係する情報の範囲を確認する
- 各情報が評価対象のどの側面に関係するか整理する
- 指標の意味と利用場面を混同していないか確認する
正解と解説を見る
正解
イ
解説
IP電話の音声品質を示す指標には、主観的な評価値と、ノイズ・エコー・遅延などの要因から計算される評価値がある。この設問では後者を選ぶ。
理由
R値は、IP電話の音声品質を評価するために、ノイズ、エコー、遅延などの影響を考慮して算出される指標です。したがって、設問の条件に合う。
比較
MOS値は利用者が音声を主観的に評価した尺度であり、ジッタはパケット到着間隔の揺らぎ、パケット損失率は失われたパケットの割合を示します。それぞれR値とは役割が異なる。
選択肢ア
これは不正解だよ。MOS値は、音声を聞いた利用者が品質を主観的に評価した結果を数値化する指標である。ノイズ、エコー、遅延などの要因を用いて計算する指標そのものではないため、設問の条件には合わない。
選択肢イ(正解)
これは正解だよ。R値は、IP電話の音声品質に影響するノイズ、エコー、遅延などの要因を考慮して算出される評価指標である。複数の要因から音声品質を計算するという設問の説明に一致する。
選択肢ウ
これは不正解だよ。ジッタは、音声パケットなどの到着間隔が変動する現象、またはその変動量を示す指標である。音声品質に影響する要素ではあるが、ノイズ、エコー、遅延などから算出される総合的な品質指標ではない。
選択肢エ
これは不正解だよ。パケット損失率は、送信したパケットのうち通信中に失われたものの割合を示す指標である。音声品質に関係する通信状態の一つだが、ノイズ、エコー、遅延などを総合して算出する指標ではない。
学習のポイント
音声品質指標の評価方法と、通信状態を示す指標との違いを学ぶ。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成29年度秋期 ネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問15(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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