NWネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ
平成29年度秋期 ネットワークスペシャリスト 午前Ⅱ 問14
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- ア制御用コネクションの確立はクライアントからサーバに対して,データ転送用コネクションの確立はサーバからクライアントに対して行う。
- イ制御用コネクションの確立はサーバからクライアントに対して,データ転送用コネクションの確立はクライアントからサーバに対して行う。
- ウどちらのコネクションの確立もクライアントからサーバに対して行う。
- エどちらのコネクションの確立もサーバからクライアントに対して行う。
解き方のヒントを見る
接続の役割を切り分ける視点
FTPに関する選択肢を読むときは、接続そのものの数や名称に引きずられず、それぞれが担う対象と、通信中に果たす役割の違いへ注目して整理しましょう。まず役割を軸に比較し、説明の対応関係と時間的な流れを落ち着いて確認してください。
この問題で問われていること
一つの観点に絞るなら、各接続が何を伝えるためのものか、またどの場面で関わる説明なのかを対応づけて読むことです。名称の印象ではなく、役割の記述同士に矛盾がないかを確認してください。
視点
通信方式の説明を比べる際は、名称・方向・利用場面を同じ粒度で並べ、役割と手段を混同しないようにします。用語の印象だけで判断せず、設問中の動詞や対象語がどの機能を指しているかを丁寧に対応づけると、説明の構造を整理しやすくなります。
確認ポイント
- 接続ごとに説明されている対象を読み分ける
- 通信の場面やタイミングが説明と合っているか確認する
- 名称ではなく役割と対象の対応関係を見直す
正解と解説を見る
正解
ウ
解説
FTPは制御用とデータ転送用の二つのコネクションを使う。パッシブモードでは、サーバがデータ用ポートを待ち受け、クライアントが両方のコネクションを開始する。
理由
FTPの制御用コネクションは、クライアントがサーバへ接続して確立する。パッシブモードでは、データ転送用コネクションもサーバが待ち受けるポートへクライアントが接続して確立する。
比較
パッシブモードでは、サーバからクライアントへデータ用接続を開始するのではありません。アクティブモードで見られる接続方向と混同せず、制御用・データ用の双方について開始側を判断する。
選択肢ア
これは不正解だよ。前半の制御用コネクションについてはクライアントからサーバへ確立するため正しいが、パッシブモードのデータ転送用コネクションはサーバからではなくクライアントから開始する。このため後半の記述が条件と一致しない。
選択肢イ
これは不正解だよ。制御用コネクションはサーバからクライアントへ確立するのではなく、クライアントがサーバへ接続して確立する。また、パッシブモードのデータ転送用接続はクライアントから開始するため、前半の方向が誤っている。
選択肢ウ(正解)
これは正解だよ。制御用コネクションはクライアントがサーバへ接続して確立する。パッシブモードではデータ転送用も、サーバが待ち受けるポートへクライアントが接続するので、どちらもクライアントからサーバに対して確立される。
選択肢エ
これは不正解だよ。制御用コネクションはサーバからクライアントへ開始するのではなく、クライアントからサーバへ開始する。パッシブモードのデータ転送用コネクションもクライアントが開始するため、両方を逆方向としている点が誤りである。
学習のポイント
FTPの制御用接続とデータ用接続を、パッシブモードの接続開始方向と結び付けて覚える。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成29年度秋期 ネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問14(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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