NWネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ

平成29年度秋期 ネットワークスペシャリスト 午前Ⅱ 問12

問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。

問題

ネットワークアドレス192.168.10.192/28のサブネットにおけるブロードキャストアドレスはどれか。

選択肢

  1. ア
    192.168.10.199
  2. イ
    192.168.10.207
  3. ウ
    192.168.10.223
  4. エ
    192.168.10.255
解き方のヒントを見る

IP範囲を読むための境界確認

IPアドレスの範囲を考えるときは、個々の数値を急いで計算する前に、どこでビットの区切りが置かれ、範囲の端点がどのような単位で変化するかを整理することが重要です。表記の対応も併せて見ます。

この問題で問われていること

この問題では、アドレスを構成する各部分のうち、範囲を決める境界がどこにあるかだけに注目してください。境界の前後で固定される情報と変化し得る情報を区別し、表記上の位置関係と整合しているかを確認します。

視点

IPアドレスの範囲は、表記された区切りとビット列上の境目を対応させて捉えると整理しやすくなります。まず構造を分け、次に固定される部分と動く部分の役割を見比べ、最後に全体の表し方が一貫しているかを点検します。

確認ポイント

  • 範囲を区切る境界の位置を、表記の区分と対応づけて確認する
  • 境界より前後で、固定される情報と変化し得る情報を分けて整理する
  • 端点を考える際、同じ単位と表記の規則で比較しているか確認する
正解と解説を見る

正解

イ

解説

IPv4アドレスの全ビット数からホスト部のビット数を求めると、/28では1サブネットあたり16個のアドレスを持ちます。192を開始点として数えると範囲は192から207までとなり、その最後のアドレスがブロードキャストアドレスです。

理由

IPv4は32ビットなので、/28ではホスト部が32−28=4ビットです。したがって、1サブネットのアドレス数は2^4=16個、単位はIPv4アドレスです。ネットワークアドレス192.168.10.192を開始点とすると、終端は192+16−1=207となり、ブロードキャストアドレスは192.168.10.207です。

比較

/28の範囲は192.168.10.192〜192.168.10.207です。199は範囲内の途中のアドレス、223は次のサブネットの終端、255はより大きな範囲で見た終端に当たるため、このサブネットのブロードキャストアドレスにはなりません。

選択肢ア

これは不正解だよ。192.168.10.192/28では、1サブネットのアドレス数は16個で、範囲は192から207までです。192.168.10.199はこの範囲の途中にあるアドレスであり、サブネットの末尾に位置しないため、ブロードキャストアドレスではありません。

選択肢イ(正解)

これは正解だよ。/28ではホスト部が4ビットなので、1サブネットは2^4=16個のIPv4アドレスを含みます。192.168.10.192を開始点にすると範囲は207まで続き、その最後の192.168.10.207がブロードキャストアドレスです。

選択肢ウ

これは不正解だよ。192.168.10.223は、192.168.10.208をネットワークアドレスとする次の/28サブネットの末尾に当たる値です。問われている192.168.10.192/28の範囲は207までなので、223は対象サブネットのアドレスではありません。

選択肢エ

これは不正解だよ。192.168.10.255は、少なくとも192.168.10.0から始まる広い範囲を考えた場合の末尾アドレスです。しかし、指定された/28では192から207までの16個が対象なので、255はそのサブネットの範囲外です。

学習のポイント

CIDR表記からサブネットのアドレス数と終端を求める計算方法を身につけましょう。

出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成29年度秋期 ネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問12(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)

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