NWネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ
平成28年度秋期 ネットワークスペシャリスト 午前Ⅱ 問25
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- アWebサービスを利用するためのインタフェースやプロトコルを規定したものである。
- イXMLを利用して,インターネット上に存在するWebサービスを検索できる仕組みである。
- ウ業務機能を提供するサービスを組み合わせることによって,システムを構築する考え方である。
- エサービス提供者と顧客との間でサービスの内容,範囲及び品質に対する要求水準を明確にして,あらかじめ合意を得ておくことである。
解き方のヒントを見る
ネットワーク用語の関係を整理する視点
ネットワーク分野の択一問題では、用語の定義だけでなく、どの対象を説明し、どの場面で使われる概念かを読み分けることが重要です。文中の主語と役割に注目し、似た語の境界を整理しましょう。
この問題で問われていること
確認する観点を「用語が表す対象と役割の対応関係」に絞り、設問中で示された説明が、どの層・機能・利用場面を指しているかを丁寧に対応づけてください。細部の暗記より概念の範囲を見ます。
視点
ネットワーク用語を確認するときは、名称の印象だけで判断せず、その概念が扱う対象、担う役割、関係する場面を分けて整理します。説明の主語と範囲をそろえて読むと、似た概念の違いを落ち着いて検討できます。
確認ポイント
- 説明の主語が、機器・プロトコル・機能のどれに当たるかを確認する
- 用語の役割と利用される場面が、説明文の範囲と一致しているかを確認する
- 似た概念と混同しやすい境界や前提条件が、説明内で区別されているかを確認する
正解と解説を見る
正解
ウ
解説
SOAは、業務機能を提供するサービスを独立した単位として捉え、それらを組み合わせて柔軟にシステムを構築する考え方です。Webサービスの通信仕様や検索機構、契約条件そのものを指すものではありません。
理由
SOAでは、業務上の機能をサービスとして切り出し、サービス間の連携や組合せによってシステムを構築する。機能単位の再利用や変更への柔軟な対応を重視する点が特徴です。
比較
インタフェースやプロトコルはサービスを利用するための技術仕様、XMLによる検索はサービスを発見する仕組み、内容や品質の合意はサービス契約に関する事項であり、SOAの定義そのものではありません。
選択肢ア
これは不正解だよ。Webサービスを利用するためのインタフェースやプロトコルを規定する説明は、サービス間通信の技術仕様に関するものである。SOAは特定のインタフェースやプロトコルを定める規格ではなく、業務機能をサービスとして組み合わせてシステムを構築する設計上の考え方を指す。
選択肢イ
これは不正解だよ。XMLを利用してインターネット上のWebサービスを検索する仕組みは、利用可能なサービスを登録・発見するための機能を説明している。SOAはサービスの検索方式を定義するものではなく、業務機能をサービス単位で構成し、組み合わせてシステム化する考え方である。
選択肢ウ(正解)
これは正解だよ。SOAは、業務機能を提供するサービスを構成要素として捉え、それらを組み合わせることによってシステムを構築する考え方である。サービスを独立した機能単位として再利用し、業務の変更に応じて柔軟に組み替えられる点が重要である。
選択肢エ
これは不正解だよ。サービス提供者と顧客の間で、サービス内容や範囲、品質の要求水準を明確にして合意する説明は、サービスレベルに関する契約や合意事項を示している。SOAは契約手続そのものではなく、サービスを組み合わせてシステムを構成する設計思想である。
学習のポイント
SOAの設計思想と、関連するWebサービス技術やサービス契約の役割を区別して覚える。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成28年度秋期 ネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問25(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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