NWネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ
平成28年度秋期 ネットワークスペシャリスト 午前Ⅱ 問19
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- アディスプレイなどから放射される電磁波を傍受し,表示内容などを盗み見る技術であり,その対策としては,電磁波を遮断する。
- イデータ通信の途中でパケットを横取りし,内容を改ざんする技術であり,その対策としては,ディジタル署名を利用して改ざんを検知する。
- ウマクロウイルスにおいて使われる技術であり,その対策としては,ウイルス対策ソフトを導入し,最新の定義ファイルを適用する。
- エ無線LANの信号を傍受し,通信内容を解析する技術であり,その対策としては,通信パケットを暗号化する。
解き方のヒントを見る
ネットワーク用語を比較する視点
ネットワーク分野の択一問題では、用語の定義だけでなく、対象範囲・役割・前提条件・適用場面が説明と整合しているかを順に確認し、似た概念との差分を整理して判断します。
この問題で問われていること
一つの観点として、各選択肢が用語の意味を述べているのか、構成要素・処理の流れ・利用目的など別の説明をしているのかを区別し、説明の対象と粒度がそろっているかを確認してください。
視点
用語と説明を比較するときは、まず何について述べた文なのかを整理し、対象、役割、条件、利用場面の対応関係を確認します。似た用語は共通点と違いを分けて捉え、説明の範囲や抽象度にも注目してください。
確認ポイント
- 説明の対象となる用語や概念が一致しているか確認する
- 役割や利用場面の説明が同じ観点で書かれているか見る
- 前提条件や説明の粒度にずれがないか整理する
正解と解説を見る
正解
ア
解説
テンペストは、ディスプレイなどから意図せず放射される電磁波を傍受し、画面表示などの情報を盗み見る技術です。対策として電磁波を遮断することが適切です。
理由
テンペストは、ディスプレイなどの機器から放射される電磁波を傍受し、その放射から表示内容などを推測する技術です。そのため、電磁波を遮断して放射による漏えいを防ぐ対策が適切になる。
比較
パケットの改ざん、マクロウイルス、無線LAN通信の傍受は、それぞれ異なる脅威や攻撃技術です。ディジタル署名、ウイルス対策ソフト、通信の暗号化は有効な場面があるが、テンペストそのものの説明や対策ではありません。
選択肢ア(正解)
これは正解だよ。テンペストは、ディスプレイなどから放射される電磁波を傍受し、表示内容などを盗み見る技術である。したがって、情報を運ぶ電磁波を遮断する対策は、テンペストによる漏えい経路に直接対応している。
選択肢イ
これは不正解だよ。データ通信の途中でパケットを横取りして内容を改ざんするのは、通信経路上の攻撃に関する説明である。ディジタル署名は改ざん検知に役立つが、機器から放射される電磁波を傍受するテンペストの説明ではない。
選択肢ウ
これは不正解だよ。マクロウイルスは、文書ファイルなどに含まれるマクロ機能を悪用するマルウェアに関係する。ウイルス対策ソフトや最新の定義ファイルはその対策だが、電磁波の放射を傍受して表示内容を盗み見るテンペストとは異なる。
選択肢エ
これは不正解だよ。無線LANの信号を傍受して通信内容を解析するのは、無線通信の盗聴に関する説明である。通信パケットの暗号化はその対策になるが、テンペストは通信信号ではなく、機器から放射される電磁波を利用する技術である。
学習のポイント
電磁波による情報漏えいと、通信内容を守る対策を区別する。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成28年度秋期 ネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問19(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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