NWネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ

平成28年度秋期 ネットワークスペシャリスト 午前Ⅱ 問11

問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。

問題

IPv4アドレスが192.168.10.0/24~192.168.58.0/24のネットワークを対象に経路を集約するとき,集約した経路のネットワークアドレスのビット数が最も多くなるものはどれか。

選択肢

  1. ア
    192.168.0.0/16
  2. イ
    192.168.0.0/17
  3. ウ
    192.168.0.0/18
  4. エ
    192.168.0.0/19
解き方のヒントを見る

IPv4経路集約の境界確認

候補を比べるときは、個々のアドレスの見た目ではなく、指定された範囲がどこからどこまでを覆うかに注目し、範囲の境界と表記上の条件が矛盾していないかを順に落ち着いて確かめましょう。

この問題で問われていること

判断の中心を「示された範囲と、その範囲を表す単位の対応関係」に一つに絞り、開始側と終了側の両方が同じ前提で説明できるかを、選択肢ごとに丁寧かつ慎重に確認してください。

視点

ネットワーク範囲を検討する際は、表記を部分的に読むのではなく、まとまりの単位と境界の位置を対応させて捉えます。まず範囲の広がりを把握し、その後に表現が同じ前提を保っているかを確認すると、思い込みによる判断を避けやすくなります。

確認ポイント

  • 示された範囲の開始位置と終了位置を確認する
  • 範囲の広がりと表記上の単位が対応しているか見る
  • 同じ前提で全体を説明できるかを確かめる
正解と解説を見る

正解

ウ

解説

192.168.10.0/24から192.168.58.0/24までを一つの経路に集約するには、第三オクテットの範囲全体を含む必要があります。10と58の二進表現で共通する上位ビットは2ビットなので、先頭16ビットと合わせて18ビットを固定する192.168.0.0/18が該当します。

理由

第三オクテットの10は二進数で00001010、58は00111010です。両者で共通する第三オクテットの上位ビットは2ビットであり、IPv4の先頭16ビットと合わせると18ビットです。したがって、集約経路は192.168.0.0/18となります。/18は第三オクテット0~63を含むため、10~58の全範囲を収容できます。

比較

/16や/17は対象範囲を含みますが、固定するネットワークアドレスのビット数が少なくなります。一方、/19は第三オクテット0~31の範囲に限られるため、32~58のネットワークを含められません。対象全体を含む選択肢のうち、最も長いプレフィックスを選ぶことがポイントです。

選択肢ア

これは不正解だよ。192.168.0.0/16は第三オクテット全体をまとめて扱う経路で、10~58を含む条件は満たします。しかし、ネットワークアドレスとして固定するビット数は16ビットにとどまり、対象範囲を含みながらより多くのビットを固定できる選択肢があります。

選択肢イ

これは不正解だよ。192.168.0.0/17は第三オクテットの範囲を広く含むため、192.168.10.0/24~192.168.58.0/24を収容できます。ただし、固定されるネットワークアドレスのビット数は17ビットであり、対象全体を含められる18ビットの経路より少なくなります。

選択肢ウ(正解)

これは正解だよ。10は00001010、58は00111010で、第三オクテットの共通上位ビットは2ビットです。先頭16ビットと合わせて18ビットを固定すると192.168.0.0/18となり、第三オクテット0~63を含むため、10~58の全ネットワークを収容できます。

選択肢エ

これは不正解だよ。192.168.0.0/19は第三オクテット0~31の範囲を表すため、10のネットワークは含められます。しかし、対象には第三オクテット32~58のネットワークも含まれており、その範囲を収容できません。したがって、対象全体の経路集約条件に一致しません。

学習のポイント

CIDRのプレフィックス長と、対象範囲を覆う境界の求め方を学習します。

出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成28年度秋期 ネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問11(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)

関連する過去問一覧

IPA Advancedは非公式の学習サイトです。解説にはAIによる補助生成を含む場合があります。公式の問題冊子・解答例・採点講評を優先し、誤りは確認後に訂正します。運営・編集方針