NWネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ
平成28年度秋期 ネットワークスペシャリスト 午前Ⅱ 問8
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- ア端末数が250台程度までの比較的小規模なホストアドレスを割り振る。
- イ端末数が65、000台程度の中規模なホストアドレスを割り振る。
- ウプライベートアドレスを割り振る。
- エマルチキャストアドレスを割り振る。
解き方のヒントを見る
用語の定義と役割を照合する視点
ネットワーク分野の用語問題では、名称の印象だけで判断せず、各用語が示す対象、役割、適用される場面を同じ基準で照らし合わせ、説明との対応関係を整理することが重要です。
この問題で問われていること
一つの用語について、何を対象にし、どの役割を担い、どの状況で使われる概念なのかを整理したうえで、選択肢の説明がその範囲や関係性を正確に表しているかを確認します。
視点
用語を単独の暗記項目として扱わず、対象・役割・利用場面という三つの観点に分けて説明を読みます。似た語との関係や説明の粒度もそろえて比較すると、定義の取り違えに気づきやすくなります。
確認ポイント
- その説明は用語の対象を正しく捉えているか
- 役割と利用場面が混同されていないか
- 説明の範囲や粒度が用語の定義と合っているか
正解と解説を見る
正解
エ
解説
クラスDのIPアドレスは、特定の1台に割り当てるホストアドレスではなく、複数の受信者へ同時に届けるマルチキャスト通信に使用します。したがって正答はエです。
理由
クラスDはマルチキャスト用のアドレス範囲です。複数の端末を受信者として指定する通信に使われ、通常の1台の端末へ割り振るホストアドレスとは用途が異なります。
比較
端末数が250台程度までという説明はクラスC、65、000台程度という説明はクラスBのホスト数規模に対応します。また、プライベートアドレスはクラスD固有の用途ではありません。
選択肢ア
これは不正解だよ。端末数が250台程度までの比較的小規模なホストアドレスを割り振る用途は、クラスCに該当する説明です。クラスDは端末数の規模でホストアドレスを割り振るクラスではありません。
選択肢イ
これは不正解だよ。端末数が65,000台程度の中規模なホストアドレスを割り振る用途は、クラスBに該当する説明です。クラスDはこのようなホスト数規模を表すアドレスではありません。
選択肢ウ
これは不正解だよ。プライベートアドレスは、組織内など限定されたネットワークで利用するためのアドレスです。クラスDの用途を示すものではなく、クラスDはマルチキャスト通信に用いられます。
選択肢エ(正解)
これは正解だよ。クラスDのIPアドレスは、複数の受信者へ同じデータを届けるマルチキャスト通信に使用します。個別の端末へ割り振るホストアドレスとは異なる用途です。
学習のポイント
IPv4クラス分類では、クラスC・Bのホスト数規模と、クラスDの通信方式を区別して覚えます。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成28年度秋期 ネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問8(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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