NWネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ

平成28年度秋期 ネットワークスペシャリスト 午前Ⅱ 問2

問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。

問題

高速無線通信で使われている多重化方式であり,データ信号を複数のサブキャリアに分割し,各サブキャリアが互いに干渉しないように配置する方式はどれか。

選択肢

  1. ア
    CCK
  2. イ
    CDM
  3. ウ
    OFDM
  4. エ
    TDM
解き方のヒントを見る

多重化方式を比べる基本の視点

各方式の名称や印象だけで判断せず、通信資源をどのような観点で分けて扱うかに注目し、問題文の条件と選択肢の説明が同じ比較軸に立っているかを順に丁寧に確かめましょう。

この問題で問われていること

今回の確認点は、複数の通信を扱う際に、共有する資源をどの単位で整理しているかを読み取り、その整理が設問の条件や説明と一貫しているかを一つの比較軸で最後まで確認することです。

視点

多重化を考えるときは、利用者や信号をまとめる目的、共有対象となる資源、互いの混同を避けるための整理単位に分けて文章を読みます。まず設問中の条件を抜き出し、次に各説明が同じ観点を述べているかを確認すると、用語の連想だけに頼らず比較できます。

確認ポイント

  • 設問が共有対象としている資源を、文章中の表現から一つだけ特定する
  • その資源を分ける単位や境界が、説明の中で一貫して扱われているか確認する
  • 自分の知識で補わず、設問に書かれた条件と説明の対応だけを見直す
正解と解説を見る

正解

ウ

解説

正答はウのOFDM。OFDMはデータ信号を複数のサブキャリアに分割し、サブキャリア同士を直交させて干渉を抑えながら伝送する方式です。

理由

OFDMはOrthogonal Frequency Division Multiplexingの略で、データを複数のサブキャリアに分け、それぞれを互いに直交するように配置して伝送する。これにより、周波数を効率よく利用しながらサブキャリア間の干渉を抑えられる。

比較

CCKは相補符号を用いる変調方式、CDMは符号の違いで信号を分離する方式、TDMは時間スロットを割り当てて信号を時分割伝送する方式です。いずれも、設問のサブキャリアを直交配置する説明とは一致しない。

選択肢ア

これは不正解だよ。CCKは相補符号を用いる変調方式であり、複数のサブキャリアを周波数方向に分割して直交配置する方式ではない。設問が示すサブキャリア間の干渉抑制という特徴とは異なる。

選択肢イ

これは不正解だよ。CDMは、利用者や信号ごとに異なる符号を割り当て、符号によって信号を分離する多重化方式である。サブキャリアを複数に分割し、周波数上で直交させる方式ではない。

選択肢ウ(正解)

これは正解だよ。OFDMはデータ信号を複数のサブキャリアに分割し、それらを互いに直交するように配置して伝送する。サブキャリア間の干渉を抑えながら周波数帯域を利用するため、設問の説明に一致する。

選択肢エ

これは不正解だよ。TDMは複数の信号に時間スロットを割り当て、時分割で順番に伝送する方式である。周波数方向にサブキャリアを配置して相互干渉を抑える方式ではないため、設問の条件とは異なる。

学習のポイント

周波数・符号・時間のどの軸で多重化するかを整理する。

出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成28年度秋期 ネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問2(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)

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