NWネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ
平成27年度秋期 ネットワークスペシャリスト 午前Ⅱ 問25
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- ア可用性を高めるために,ステートフルなインタフェースとする。
- イ業務からの独立性を確保するために,サービスの命名は役割を表すものとする。
- ウ業務の変化に対応しやすくするために,サービス間の関係は疎結合にする。
- エセキュリティを高めるために,一度開発したサービスは再利用しない方がよい。
解き方のヒントを見る
用語の定義と説明の対応を確認
ネットワーク分野の用語を確認するときは、説明に含まれる対象、役割、利用場面などが、その用語の一般的な分類や意味と整合しているかを落ち着いて見比べます。
この問題で問われていること
一つの観点として、各説明が示す対象や役割を整理し、用語そのものの定義と矛盾していないかを比較してください。周辺知識との混同にも注意します。
視点
用語と説明を対応させる際は、説明文の主語や役割、適用される場面を切り分け、その特徴がどの概念に属するものかを整理します。
確認ポイント
- 説明の対象と役割が何かを確認する
- 用語の分類や定義と矛盾がないかを見る
- 似た概念との違いが説明に混ざっていないか確認する
正解と解説を見る
正解
ウ
解説
正解はウ。SOAでは、サービス間の関係を疎結合にして依存性を小さくすることで、業務内容や利用側の変更に対応しやすくする。ステートフル化や再利用の否定は適切ではありません。
理由
サービス間を疎結合にすると、一つのサービスの仕様変更や障害が他のサービスへ波及しにくくなり、業務の変化にも対応しやすい。これはSOAで重視される設計上の考え方です。
比較
可用性を高める目的でステートフルなインタフェースを選ぶとは限らず、命名は役割だけで業務から独立できるものではありません。また、セキュリティ向上を理由に再利用を否定するのも適切ではありません。
選択肢ア
これは不正解だよ。ステートフルなインタフェースは、サービス側が利用者ごとの状態を保持するため、可用性を高める設計と一律にはいえない。状態管理への依存が強まると、障害時の復旧や複数サーバへの分散にも影響する。
選択肢イ
これは不正解だよ。サービスの命名を役割を表すものにしても、それだけで業務からの独立性が確保されるわけではない。サービスの独立性は、機能の切り分けや依存関係、インタフェースの設計などを含めて判断する必要がある。
選択肢ウ(正解)
これは正解だよ。サービス間の関係を疎結合にすると、あるサービスの変更が他のサービスへ及ぼす影響を抑えられる。そのため、業務内容や利用方法の変化に対応しやすくなり、SOAのサービス設計上の適切な注意点となる。
選択肢エ
これは不正解だよ。一度開発したサービスを再利用しないことは、セキュリティを高める一般的な方法ではない。共通サービスを適切なアクセス制御や認証とともに再利用すれば、機能の重複を減らし、管理を一貫させることにもつながる。
学習のポイント
SOAにおける疎結合、サービスの独立性、再利用性の考え方を整理する。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成27年度秋期 ネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問25(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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