NWネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ

平成26年度秋期 ネットワークスペシャリスト 午前Ⅱ 問10

問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。

問題

可変長サブネットマスクを利用できるルータを用いた図のネットワークにおいて,全てのセグメント間で通信可能としたい。セグメントAに割り当てるサブネットワークアドレスとして,適切なものはどれか。ここで,図中の各セグメントの数値は,上段がネットワークアドレス,下段がサブネットマスクを表す。
二台のルータとセグメントA~Dから成り,セグメントB~Dのネットワークアドレス及びサブネットマスクを示すネットワーク構成図。
二台のルータとセグメントA~Dから成り,セグメントB~Dのネットワークアドレス及びサブネットマスクを示すネットワーク構成図。

選択肢

  1. ア
    ネットワークアドレス:172.16.1.0,サブネットマスク:255.255.255.128
  2. イ
    ネットワークアドレス:172.16.1.128,サブネットマスク:255.255.255.128
  3. ウ
    ネットワークアドレス:172.16.1.128,サブネットマスク:255.255.255.192
  4. エ
    ネットワークアドレス:172.16.1.192,サブネットマスク:255.255.255.192
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ネットワーク用語の定義を照合する視点

各選択肢を用語の定義そのものと照らし、説明が対象の範囲や役割を過不足なく表しているかを確認します。周辺知識との連想だけで判断せず、表現の対応関係に注目しましょう。

この問題で問われていること

今回の確認は、用語が示す対象と、選択肢の説明が述べる対象の範囲が一致しているかという一点に絞ります。似た言葉との差ではなく、説明の射程を見比べる観点です。

視点

用語を読んだら、まず何を指す言葉なのかを短く整理し、その後で選択肢が同じ対象について説明しているかを確認します。役割、対象、条件のどれが述べられているかを分けて見ると、定義との対応を落ち着いて比べられます。

確認ポイント

  • 用語が指す対象を一文で整理する
  • 説明の主語と対象範囲が対応しているか見る
  • 役割や条件の追加が定義を広げていないか確認する
正解と解説を見る

正解

ウ

解説

既存のセグメントB、C、Dが使用する範囲と重ならず、ネットワークアドレスとして正しい境界を持つ割当てを選びます。セグメントCは4個単位の範囲なので、その範囲を避ける必要があります。

理由

セグメントBは172.16.1.32/27で、アドレス数は2の(32−27)乗=32個、範囲は172.16.1.32〜172.16.1.63です。セグメントDは172.16.1.64/26で、2の(32−26)乗=64個、範囲は172.16.1.64〜172.16.1.127です。セグメントCは172.16.1.224/30で、2の(32−30)乗=4個、範囲は172.16.1.224〜172.16.1.227です。

比較

セグメントAには、B、C、Dのいずれとも重ならない範囲が必要です。172.16.1.128/26は128個ではなく64個のアドレスを持ち、範囲は172.16.1.128〜172.16.1.191となるため、既存セグメントと重複しません。また、128は/26のネットワーク境界にも一致します。

選択肢ア

これは不正解だよ。255.255.255.128は/25で、アドレス数は2の(32−25)乗=128個です。172.16.1.0/25の範囲は172.16.1.0〜172.16.1.127となり、セグメントBの172.16.1.32〜172.16.1.63およびセグメントDの172.16.1.64〜172.16.1.127と重複します。

選択肢イ

これは不正解だよ。172.16.1.128/25は128個のアドレスを持ち、範囲は172.16.1.128〜172.16.1.255です。開始位置は未使用範囲ですが、セグメントCの172.16.1.224/30が172.16.1.224〜172.16.1.227を使用するため、同じ範囲を含んでしまいます。

選択肢ウ(正解)

これは正解だよ。255.255.255.192は/26で、アドレス数は2の(32−26)乗=64個です。172.16.1.128/26の範囲は172.16.1.128〜172.16.1.191で、Bの.32〜.63、Dの.64〜.127、Cの.224〜.227のいずれとも重複しません。128は/26の境界にも適合します。

選択肢エ

これは不正解だよ。255.255.255.192は/26なので、172.16.1.192/26の範囲は172.16.1.192〜172.16.1.255です。ネットワーク境界は正しいものの、セグメントCの172.16.1.224〜172.16.1.227を含むため、同一アドレス範囲の重複が発生します。

学習のポイント

可変長サブネットマスクで、異なるサイズのネットワーク範囲を重複なく配置する方法を学びます。

出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成26年度秋期 ネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問10(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)

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