NWネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ
平成26年度秋期 ネットワークスペシャリスト 午前Ⅱ 問9
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- アDHCPv6
- イICMPv6
- ウIGMPv2
- エRIPng
解き方のヒントを見る
ネットワーク用語の適用範囲を見極める
各選択肢を覚えている定義だけで決めず、用語が対象とする範囲、前提となる状況、説明が成立する条件を同じ観点で照らし合わせ、表現の違いが意味の違いか丁寧に確認しましょう。
この問題で問われていること
中心に見るのは、用語そのものの細かな暗記量ではなく、説明文が想定する対象の範囲と利用条件が一貫しているかです。主語・対象・前提をそろえて読み、定義の射程がずれていないかを確認してください。
視点
ネットワーク分野の用語は、対象となる機器・通信・管理範囲などの切り口を分けて整理すると比較しやすくなります。各説明について、何を説明しているか、どの条件で成り立つ記述かを同じ欄にメモし、用語と説明の対応だけを点検しましょう。
確認ポイント
- 各用語が指す対象の範囲を、説明文の主語と照合する
- 説明に置かれた前提条件や利用場面を抜き出して整理する
- 同じ基準で用語と説明の対応を読み直し、意味の射程のずれを確認する
正解と解説を見る
正解
イ
解説
IPv4のARPは、同一リンク上で宛先IPv4アドレスに対応するMACアドレスを調べる仕組みです。IPv6ではこの役割を近隣探索の機能が担い、その制御メッセージはICMPv6を利用して交換される。
理由
IPv6では、近隣要請や近隣広告などのメッセージを使って、同一リンク上のノード情報やリンク層アドレスを解決する。この近隣探索の制御に用いられるプロトコルがICMPv6です。
比較
DHCPv6はIPv6の設定情報、IGMPv2はIPv4マルチキャスト参加管理、RIPngはIPv6の経路交換を扱う。いずれもARP相当のMACアドレス解決を主目的としない。
選択肢ア
これは不正解だよ。DHCPv6は、IPv6ホストにアドレスやDNSサーバなどの設定情報を配布するためのプロトコルである。近隣ノードのIPv6アドレスに対応するMACアドレスを解決するARP相当の機能を担うものではない。
選択肢イ(正解)
これは正解だよ。IPv6では、近隣探索に用いる近隣要請や近隣広告などの制御メッセージをICMPv6で交換する。この仕組みによって、IPv4のARPに相当するリンク層アドレスの解決が実現される。
選択肢ウ
これは不正解だよ。IGMPv2はIPv4ネットワークで、ホストがマルチキャストグループへ参加・離脱するための管理プロトコルである。IPv6の近隣探索やMACアドレス解決を扱う機能ではない。
選択肢エ
これは不正解だよ。RIPngはIPv6ネットワークにおいて、ルータ間で経路情報を交換する距離ベクトル型のルーティングプロトコルである。近隣ノードのMACアドレスを解決する機能とは目的が異なる。
学習のポイント
ARPとIPv6近隣探索、ICMPv6の関係を整理する。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成26年度秋期 ネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問9(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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