NWネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ
平成26年度秋期 ネットワークスペシャリスト 午前Ⅱ 問2
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- ア音声データをIPネットワークで伝送する技術
- イ電力線を通信回線として利用する技術
- ウ無線LANの標準規格であるIEEE 802.11シリーズの総称
- エ無線通信における暗号化技術
解き方のヒントを見る
通信技術を整理する着眼点
PLCに関する記述を読むときは、個別の用語や印象で判断せず、通信が成立する前提と、情報が伝わる範囲や条件を同じ比較軸で整理し、記述同士の関係を確かめるようにします。
この問題で問われていること
確認の中心は、通信の説明が何を対象に、どの条件で、どの範囲まで述べているかを読み分けることです。用語の連想ではなく、主語・条件・結果の対応が一貫しているかを一つの軸で見直してください。
視点
通信技術を整理するときは、説明の対象、前提条件、伝達の範囲、結果の関係を切り分けて読み、同じ観点で各記述を比較します。
確認ポイント
- 説明の主語と対象が途中で変わっていないか確認する
- 成立条件と説明されている結果の対応を確認する
- 通信の範囲や前提が同じ観点で述べられているか確認する
正解と解説を見る
正解
イ
解説
PLCは、建物や設備に既に敷設されている電力線を通信回線として活用し、電力を供給する配線に通信信号を重ねてデータ通信を行う技術です。
理由
PLCはPower Line Communicationの略で、電力線を通信回線として利用する技術です。電力を送るために設置された配線を、通信信号の伝送にも使う点が特徴であり、設問のイが適切です。
比較
音声をIPネットワークで伝送する技術はVoIPに関する説明です。IEEE 802.11シリーズは無線LANの標準規格であり、無線通信の暗号化技術もPLCそのものではありません。
選択肢ア
これは不正解だよ。音声データをIPネットワークで伝送する技術は、音声をIPパケットとして扱うVoIPの説明に該当します。PLCはデータの種類やIPによる音声伝送方式を指す名称ではなく、通信に利用する配線や媒体に関する技術なので、この選択肢は適切ではありません。
選択肢イ(正解)
これは正解だよ。PLCはPower Line Communicationの略称で、電力線を通信回線として利用する技術です。電力供給に使われている配線へ通信信号を重ねてデータを伝送する点が、PLCの基本的な特徴です。したがって、電力線を通信回線として利用するという説明はPLCに一致します。
選択肢ウ
これは不正解だよ。IEEE 802.11シリーズは、無線LANに関する標準規格の総称です。無線電波を利用したネットワーク通信の規格を表すものであり、電力線を通信回線として利用するPLCとは、通信媒体も技術の分類も異なります。そのため、この説明はPLCのものではありません。
選択肢エ
これは不正解だよ。無線通信における暗号化技術は、通信内容を第三者に読み取られにくくするための安全対策に関する説明です。PLCは暗号化方式を表す用語ではなく、電力線を通信経路として利用する技術なので、通信の保護方法を述べたこの選択肢は該当しません。
学習のポイント
PLCの略語が示す通信媒体を理解し、VoIP、無線LAN規格、暗号化技術との違いを整理する。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成26年度秋期 ネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問2(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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