NWネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ
平成25年度秋期 ネットワークスペシャリスト 午前Ⅱ 問19
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- アAHとESPの機能によって認証と暗号化を実現する。
- イ暗号化アルゴリズムにAESを採用したCCMP(Counter-mode with CBC-MAC Protocol)を使用する。
- ウ端末とアクセスポイントの間で通信を行う際に,SSL Handshake Protocolを使用して,お互いが正当な相手かどうかを認証する。
- エ利用者が設定する秘密鍵と,製品で生成するIV(Initialization Vector)とを連結した数字を基に,データをフレームごとにRC4で暗号化する。
解き方のヒントを見る
ネットワーク用語を比べる確認の視点
ネットワーク分野の用語問題では、各選択肢の説明を読んだら、用語の役割・対象・使われる場面が同じ観点で述べられているかを整理し、表現の印象だけで判断しないようにします。
この問題で問われていること
一つの用語について、説明に含まれる対象、目的、関係する要素、利用される状況を拾い、選択肢ごとに同じ軸で比較できる形へ整理することに集中しましょう。曖昧な語は前後の説明と結び付けて確認します。
視点
用語を単独の定義として暗記するだけでなく、何を対象にし、何のために使われ、どの要素と関係する概念かという観点で整理すると、説明の違いを落ち着いて比較できます。
確認ポイント
- 用語の対象と目的が説明中で区別されているか
- 関係する構成要素や範囲が同じ軸で整理されているか
- 利用場面や前提条件の記述が用語の説明と結び付いているか
正解と解説を見る
正解
イ
解説
WPA2では、AESを用いたCCMPが無線通信の暗号化と完全性保護に使われます。ほかの選択肢は、IPsec、SSL、または旧来のWEPに関する説明です。
理由
WPA2の代表的な暗号方式は、AESを暗号化アルゴリズムとして用いるCCMPです。CCMPはCounter modeとCBC-MACを組み合わせた方式で、無線LANのデータ保護に利用されます。
比較
AHとESPはIPsecの構成要素、SSL Handshake ProtocolはSSL/TLSの認証手順です。また、RC4とIVを用いる説明はWEPの特徴であり、WPA2の方式ではありません。
選択肢ア
これは不正解だよ。AHとESPはIPsecで用いられるプロトコルであり、無線LANのWPA2が採用する暗号化方式の説明ではありません。IPsecはネットワーク層で通信を保護する仕組みで、WPA2の特徴を示す組合せとは異なります。
選択肢イ(正解)
これは正解だよ。WPA2では、暗号化アルゴリズムとしてAESを用いるCCMPを使用します。CCMPはCounter mode with CBC-MAC Protocolの略で、データの暗号化に加えて改ざん検出にも関係する、WPA2を代表する保護方式です。
選択肢ウ
これは不正解だよ。SSL Handshake ProtocolはSSL/TLSで通信相手の認証や暗号通信の準備に使われる手順です。WPA2の無線LAN暗号化方式を説明するものではなく、端末とアクセスポイント間のWPA2の特徴とは一致しません。
選択肢エ
これは不正解だよ。利用者が設定する秘密鍵とIVを用い、RC4でフレーム単位に暗号化する説明は、旧来のWEPの特徴です。WPA2で採用されるAESを用いたCCMPとは暗号アルゴリズムも方式も異なります。
学習のポイント
WPA2の暗号方式と、IPsec・SSL・WEPとの役割や世代の違いを区別する。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成25年度秋期 ネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問19(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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