NWネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ
平成24年度秋期 ネットワークスペシャリスト 午前Ⅱ 問25
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- アCSM
- イMDA
- ウOMT
- エUML
解き方のヒントを見る
依存性を分けて考える視点
設計を検討するときは、変化しやすい環境上の要素と、長く保ちたい中心的な判断を同じ層で扱わないかに注目します。境界の置き方が変更範囲へ与える影響を考えてください。
この問題で問われていること
一つの観点として、ある環境や実行基盤の変更が起きたとき、どの部分まで修正が波及する設計になっているかを確認します。変更の影響範囲と責任の境界を比較してください。
視点
変化しやすい外部要素と、設計上維持したい判断を分けて捉え、両者の間にどのような境界があるかを整理します。
確認ポイント
- 変更される要素と保護したい判断を区別できるか
- 依存関係の境界がどこに置かれているか
- 将来の変更時に影響範囲を説明できるか
正解と解説を見る
正解
イ
解説
正答はイのMDAです。MDAは、プラットフォームに依存しないモデルと、特定の実行基盤に依存するモデルを分けて扱う考え方であり、設問の特徴と一致します。
理由
MDAは、システムの本質的な機能を表すプラットフォーム非依存モデルと、実装対象の基盤に合わせたプラットフォーム依存モデルを分けて扱います。設問の「依存する部分と依存しない部分とに分けてモデル化」という特徴に合致します。
比較
CSMとOMTは設問の分割方法を示す正答ではなく、UMLはモデルを記述するための標準的な表記法です。したがって、モデルをプラットフォーム依存性で分離する技法としてはMDAが該当します。
選択肢ア
これは不正解だよ。CSMという選択肢は、設問が特徴として挙げるプラットフォーム非依存部分と依存部分を分けてモデル化する技法を表していません。MDAのようなモデル分離の考え方と同じものとして扱うことはできないため、不適切です。
選択肢イ(正解)
これは正解だよ。MDAは、システムをプラットフォームに依存しないモデルと、特定のプラットフォームに依存するモデルに分けて扱う技法です。組込みソフトウェアなどの設計にも有効であり、設問に示された特徴と一致します。
選択肢ウ
これは不正解だよ。OMTはオブジェクト指向の分析・設計に関わる技法ですが、設問が問うプラットフォーム依存部分と非依存部分への分離を特徴として示すものではありません。したがって、MDAに該当する説明とは一致しません。
選択肢エ
これは不正解だよ。UMLはソフトウェアの構造や振る舞いを表現するための標準的なモデリング言語・記法です。プラットフォーム依存部分と非依存部分に分けてモデル化する設計技法そのものではないため、設問の答えにはなりません。
学習のポイント
MDAのモデル分離と、他の分析技法・記法との違いを整理する。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成24年度秋期 ネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問25(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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