NWネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ
平成23年度秋期 ネットワークスペシャリスト 午前Ⅱ 問19
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- アPCにはIEEE 802.1Xのサプリカントを実装し,RADIUSクライアントの機能をもたせる。
- イアクセスポイントにはIEEE 802.1Xのオーセンティケータを実装し,RADIUSクライアントの機能をもたせる。
- ウアクセスポイントにはIEEE 802.1Xのサプリカントを実装し,RADIUSサーバの機能をもたせる。
- エサーバにはIEEE 802.1Xのオーセンティケータを実装し,RADIUSサーバの機能をもたせる。
解き方のヒントを見る
認証参加者の役割を見分ける視点
認証に関わる参加者を、情報を提示する側、確認を受ける側、判定や管理を担う側などの観点で整理し、各選択肢がどの立場を説明しているかを丁寧に落ち着いて照合しましょう。
この問題で問われていること
この問題では、認証処理の細かな手順を追う前に、登場する参加者ごとの役割と責任の境界に注目し、同じ主体に複数の役割を重ねていないかを確認することにまず集中します。
視点
認証の説明を読むときは、誰が主張を示し、誰がその主張を確認し、誰が結果を扱うのかという役割の分担を切り分けます。用語の印象だけで判断せず、各主体の立場と関係を対応づけて整理しましょう
確認ポイント
- 登場する主体を、提示・確認・管理などの役割に分けて整理できているか
- 各選択肢の説明が、主体の立場と責任の範囲に対応しているか
- 一つの主体に異なる役割を不用意に重ねて読んでいないか
正解と解説を見る
正解
イ
解説
IEEE 802.1Xでは端末、アクセスポイント、認証サーバが異なる役割を担い、RADIUSではアクセスポイント側が認証要求を中継するクライアント、サーバ側が認証情報を管理して応答するサーバになります。したがって、アクセスポイントにオーセンティケータとRADIUSクライアントを実装する構成が適切です。
理由
IEEE 802.1Xでは、PCなどの端末がサプリカント、無線LANへの接続を仲介するアクセスポイントがオーセンティケータ、認証情報を確認する側が認証サーバとして働きます。RADIUSでは、アクセスポイントが認証要求をRADIUSサーバへ転送するクライアントになります。
比較
問題の構成では、複数のアクセスポイントが利用者の認証要求を1台のサーバへ送るため、各アクセスポイントにIEEE 802.1Xのオーセンティケータ機能とRADIUSクライアント機能を持たせます。PCはサプリカント、サーバはRADIUSサーバとして位置付けられます。
選択肢ア
これは不正解だよ。PCにIEEE 802.1Xのサプリカントを実装する点は端末側の役割として適切ですが、RADIUSクライアントは認証要求を認証サーバへ中継する側に置かれます。この設問の構成では、その役割をPCではなくアクセスポイントが担うため、選択肢全体として誤りです。
選択肢イ(正解)
これは正解だよ。IEEE 802.1Xでは、アクセスポイントは端末と認証サーバの間で認証を仲介するオーセンティケータです。また、RADIUSでは認証要求をサーバへ送信する側がクライアントなので、アクセスポイントにこの二つの機能を持たせる構成が問題の条件に一致します。
選択肢ウ
これは不正解だよ。アクセスポイントはIEEE 802.1Xで端末と認証サーバの間を仲介するため、サプリカントではありません。また、RADIUSサーバは利用者認証情報を管理して要求を処理する側であり、複数のアクセスポイントに置く機能ではないため、二つの役割指定が誤っています。
選択肢エ
これは不正解だよ。IEEE 802.1Xのオーセンティケータは、端末と認証サーバの間で認証を仲介するアクセスポイント側の役割です。利用者認証情報を管理するサーバにオーセンティケータを実装する構成ではありません。RADIUSサーバの指定だけでは正しい構成になりません。
学習のポイント
IEEE 802.1XとRADIUSの役割分担を機器ごとに整理する。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成23年度秋期 ネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問19(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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