NWネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ
平成23年度秋期 ネットワークスペシャリスト 午前Ⅱ 問8
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- ア同期用の信号として使うためにフレームの先頭に置かれる。
- イフレーム内のデータ誤りを検出するためにフレームの最後に置かれる。
- ウフレーム内のデータを取り出すためにデータの前後に置かれる。
- エフレームの長さを調整するためにフレームの最後に置かれる。
解き方のヒントを見る
用語説明の対応を確かめる視点
ネットワーク分野の択一問題では、各用語が示す対象や役割を整理し、説明文が同じ範囲を扱っているか、条件や目的にずれがないかを一つずつ照合します。似た名称にも注意しましょう。
この問題で問われていること
用語の暗記量だけで判断せず、説明に含まれる対象・目的・前提のうち、どの一点が問われているかを見極め、その一点について定義との対応を丁寧に確認します。
視点
用語と説明を比べるときは、対象、役割、目的、前提などの観点を分けて整理します。似た概念でも、説明がどの観点に重点を置いているかを落ち着いて読み取りましょう。
確認ポイント
- 説明が扱う対象と用語の対象を対応させる
- 説明にある目的や役割を一つの観点に絞って確認する
- 前提条件や適用範囲が説明内で一貫しているかを見る
正解と解説を見る
正解
ア
解説
IEEE 802.3-2005のイーサネットフレームでは、プリアンブルは受信側が信号を同期させるための信号であり、フレームの開始部分に配置されます。誤り検出やフレーム長調整を目的とするものではありません。
理由
プリアンブルは、受信側が到来する信号に同期するために用いられます。そのため、フレームの開始を示す領域として扱われます。データの誤り検出を行う領域や、データそのものを取り出すための領域とは役割が異なります。
比較
フレームの末尾に置かれて誤りを検出するものはFCSであり、プリアンブルではありません。また、フレーム長の調整やデータの前後への配置を目的とする領域でもありません。
選択肢ア(正解)
これは正解だよ。プリアンブルは、受信側が送信信号に同期するために使用される信号である。フレームを受信する際のタイミングを合わせる目的を持ち、フレームの開始部分に配置されるため、同期用の信号として先頭に置かれるという説明に合致する。
選択肢イ
これは不正解だよ。フレーム内のデータ誤りを検出する目的で、フレームの最後に置かれる領域はFCSである。プリアンブルは誤り検出用の情報ではなく、受信側の信号同期に使われるため、この選択肢は目的と配置の両方を取り違えている。
選択肢ウ
これは不正解だよ。プリアンブルは、フレーム内のデータを取り出すためにデータの前後へ置かれるものではない。主な役割は受信側の同期であり、データの前後に配置して取り出しを助けるという説明は、プリアンブルの機能を正しく表していない。
選択肢エ
これは不正解だよ。プリアンブルはフレームの長さを調整するために末尾へ置かれるものではない。フレーム長の調整を目的とする情報ではなく、通信開始時に受信側が信号へ同期するための領域なので、目的と置かれる位置の説明が異なる。
学習のポイント
プリアンブルの目的とフレーム内での配置を、FCSなど別の領域の役割と区別して覚えましょう。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成23年度秋期 ネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問8(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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