NWネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ
平成22年度秋期 ネットワークスペシャリスト 午前Ⅱ 問19
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題

選択肢
- ア(問題の図表を参照)
- イ(問題の図表を参照)
- ウ(問題の図表を参照)
- エ(問題の図表を参照)
解き方のヒントを見る
通信ポートを考える一つの視点
通信ポートを考えるときは、番号や名称を暗記するより、通信の入口でどの情報を区別し、どの段階で許可や制限を判断するのかという役割に注目すると、選択肢の説明を落ち着いて比較しやすくなります。
この問題で問われていること
今回の検討では、ポートという仕組みが通信の流れの中で担う位置づけだけに焦点を絞り、送受信の相手やサービスとの関係、制御が行われる場面を問題文の表現と照らし合わせて確認してください。
視点
仕組みを理解する際は、個別の設定例から結論を急がず、通信を識別する単位、処理の境界、許可・拒否の判断主体を切り分けて考えます。用語の印象ではなく、説明が示す役割の範囲を確認しましょう。
確認ポイント
- ポートが通信のどの部分を区別する説明になっているか確認する
- 許可・制限の判断と、通信を識別する役割が混同されていないか確認する
- 説明の主語と対象が、通信全体・接続先・利用サービスのどれを指すか確認する
正解と解説を見る
正解
イ
解説
社内PCがインターネット上のSMTPサーバへメールを送信する場合、SMTPのサービス側ポートは25で、PC側は1024以上の一時ポートを使います。発信と応答では送信元・あて先が反転します。
理由
問題文はPCからSMTPサーバへのメール送信を示しています。SMTPサーバの待受けポートは25で、PCが送信元として使うポートは1024以上です。したがって発信時は送信元PC・あて先SMTPサーバ、送信元ポート1024以上・あて先ポート25となります。応答時は両方向が反転します。
比較
110はSMTPではなく、公式図の選択肢ではSMTPサーバとPCの通信に誤って使われています。また、発信行と応答行では送信元・あて先およびポート番号の位置が反転するため、通信開始方向を含めて照合する必要があります。
選択肢ア
これは不正解だよ。発信行ではPCからSMTPサーバへ送るため、PC側の送信元ポートは1024以上、SMTPサーバ側のあて先ポートは25です。この選択肢は発信時に送信元ポートを25、あて先ポートを1024以上としており、ポートの対応が逆になっています。
選択肢イ(正解)
これは正解だよ。PCからSMTPサーバへ発信する行は、送信元がPC、あて先がSMTPサーバ、送信元ポートが1024以上、あて先ポートが25です。応答行では送信元ポート25、あて先ポート1024以上となり、TCP通信の向きにも一致します。
選択肢ウ
これは不正解だよ。公式図では発信元がSMTPサーバ、あて先がPCとなっており、問題文のPCからSMTPサーバへメールを送る開始方向と反対です。さらにポート110はSMTPの25番ではないため、送信条件にも一致しません。
選択肢エ
これは不正解だよ。発信行の送信元はSMTPサーバ、あて先はPCであり、問題文のPCからSMTPサーバへ送信する方向と反対です。加えて、SMTPで使う25番ではなく110番をあて先ポートとしているため、公式図の条件にも合いません。
学習のポイント
SMTP通信におけるサービス用ポートとクライアント側の一時ポートの対応を理解する。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成22年度秋期 ネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問19(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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