NWネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ

平成22年度秋期 ネットワークスペシャリスト 午前Ⅱ 問12

問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。

問題

クラスDのIPアドレスを使用するのはどの場合か。

選択肢

  1. ア
    端末数が250台程度までの比較的小規模なホストアドレスを割り振る。
  2. イ
    端末数が65、000台程度の中規模なホストアドレスを割り振る。
  3. ウ
    プライベートアドレスを割り振る。
  4. エ
    マルチキャストアドレスを割り振る。
解き方のヒントを見る

分類基準と用途の対応を見直す

この問題では、分類を決める基準と、その分類が想定する利用目的を混同しないことに注目しましょう。各選択肢が分類そのものを述べているのか、利用場面を述べているのかを分けて読むと整理しやすくなります。

この問題で問われていること

一つの観点として、各説明が示しているのは分類の根拠なのか、それとも利用目的なのかを確認してください。両者を同じ種類の情報として扱わず、文の役割を分けて捉えることが重要です。

視点

分類問題では、分類を成立させる観点と、実際の利用目的を切り分けて整理します。説明の対象が何かを意識し、異なる軸の情報を混ぜないように読み取りましょう。

確認ポイント

  • 説明の対象が分類基準か用途かを確認する
  • 一文の中で異なる観点を混同していないか見る
  • 分類と利用目的を別々に整理して比較する
正解と解説を見る

正解

エ

解説

クラスDは、通常のホストアドレスのように個別端末へ割り当てるためのクラスではなく、複数の宛先を同時に表すマルチキャストアドレスに用いられる。したがって正しいのはエです。

理由

クラスDのIPアドレスは、特定の一台の端末を識別するホストアドレスではなく、複数の受信者をまとめて指定するマルチキャストアドレスに使用される。よって、マルチキャストアドレスを割り振るというエが適切です。

比較

アとイは端末数の規模に応じたホストアドレスの割当てを述べているが、クラスDの用途ではありません。ウのプライベートアドレスも、組織内で利用するためのアドレス範囲を示す概念であり、クラスDの用途を説明していない。

選択肢ア

これは不正解だよ。端末数が250台程度までという規模は、個々の端末にホストアドレスを割り振る場合の話である。クラスDは、端末数の大小に応じてホストアドレスを割り当てるためのクラスではないので、この説明は用途が異なる。

選択肢イ

これは不正解だよ。端末数が65,000台程度という中規模のホストアドレス割当ても、個別の端末を識別する考え方に基づく。クラスDはホスト数の規模を表すために使うものではないため、この選択肢はクラスDの用途と一致しない。

選択肢ウ

これは不正解だよ。プライベートアドレスは、インターネット上で直接使用しない組織内ネットワークなどで使うアドレスを指す。これは利用範囲や運用上の区分であり、クラスDが表す通信対象の種類を説明したものではない。

選択肢エ(正解)

これは正解だよ。クラスDは、個別の端末一台を示すホストアドレスではなく、複数の受信者をまとめて指定するマルチキャストアドレスに使用される。したがって、マルチキャストアドレスを割り振るという説明がクラスDの用途に合っている。

学習のポイント

クラスDをホスト数の規模ではなく、複数宛先への通信と結び付けて覚える。

出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成22年度秋期 ネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問12(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)

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