NWネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ
平成21年度秋期 ネットワークスペシャリスト 午前Ⅱ 問7
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- アIPアドレスからMACアドレスを得るためのプロトコル
- イIPアドレスからホスト名(ドメイン名)を得るためのプロトコル
- ウMACアドレスからIPアドレスを得るためのプロトコル
- エホスト名(ドメイン名)からIPアドレスを得るためのプロトコル
解き方のヒントを見る
役割と処理の流れを整理
ARPに関する記述を読むときは、通信の中で何を明らかにする仕組みなのか、いつ参照され、得られた情報が後続の処理にどう関係するのかを、役割・順序・結果に分けて整理しましょう。
この問題で問われていること
選択肢を比べる際は、対象としている情報の種類と、仕組みが働く場面を同じ基準で確認し、別の通信機能や後続処理の説明が混ざっていないかという一点に注目してください。
視点
仕組みの説明は、目的、利用されるタイミング、処理後に利用される情報という三つの観点で分けると、役割そのものと周辺機能を区別しやすくなります。個々の用語の暗記だけでなく、通信全体のどの段階を説明しているかを確認しましょう。
確認ポイント
- 説明されている役割の範囲を確認する
- 処理が関係する場面を確認する
- 別の機能の説明が混ざっていないか確認する
正解と解説を見る
正解
ア
解説
ARPは、同一ネットワーク上で通信相手のIPアドレスに対応するMACアドレスを確認するためのプロトコルです。ホスト名とIPアドレスの対応付けとは役割が異なる。
理由
ARPは、通信に用いるIPアドレスを手掛かりに、宛先装置のMACアドレスを取得する。したがって、IPアドレスからMACアドレスを得ると説明するアが適切です。
比較
イとエはホスト名やドメイン名とIPアドレスの対応を扱う名前解決の説明であり、ARPの役割ではありません。ウはMACアドレスからIPアドレスを得る向きが逆です。
選択肢ア(正解)
これは正解だよ。ARPは、通信相手をIPアドレスで指定したときに、その相手へフレームを届けるためのMACアドレスを確認するプロトコルである。したがって、IPアドレスからMACアドレスを得るという説明と一致する。
選択肢イ
これは不正解だよ。IPアドレスからホスト名やドメイン名を得る処理は、ARPが扱うMACアドレスとの対応付けではない。選択肢は名前とIPアドレスの関係を述べており、ARPの対象となる情報が異なる。
選択肢ウ
これは不正解だよ。ARPの説明としては、IPアドレスを手掛かりにMACアドレスを求める関係が基本である。この選択肢はMACアドレスからIPアドレスを得るとしており、対応付けの向きが設問の正しい説明と異なる。
選択肢エ
これは不正解だよ。ホスト名やドメイン名からIPアドレスを得る処理は、名前解決に関する説明である。ARPはホスト名を対象にせず、通信時に必要となるIPアドレスとMACアドレスの対応を扱うため、この説明は適切でない。
学習のポイント
ARPとDNSの役割を、対応付ける情報の違いから整理する。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成21年度秋期 ネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問7(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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