NWネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅰ
令和4年度春期 ネットワークスペシャリスト 午前Ⅰ 問15
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- アサーバにFINパケットを送信し、サーバからの応答を観測して、稼働しているサービスを見つけ出す。
- イサーバのOSやアプリケーションソフトウェアが生成したログやコマンド履歴などを解析して、ファイルサーバに保存されているファイルの改ざんを検知する。
- ウソフトウェアに、問題を引き起こしそうな多様なデータを入力し、挙動を監視して、脆弱性を見つけ出す。
- エネットワーク上を流れるパケットを収集し、そのプロトコルヘッダやペイロードを解析して、あらかじめ登録された攻撃パターンと一致するものを検出する。
解き方のヒントを見る
特徴を見分けるための視点
ファジングを学ぶときは、用語の印象や手法名だけで判断せず、何を対象にし、どのような観測結果をもとに評価する話なのかという一つの観点で整理し、説明の軸を確かめてみましょう。
この問題で問われていること
各記述を読む際は、入力を扱う仕組みそのものではなく、説明が想定している対象と、確認・評価しようとしている事柄の対応に注目し、その関係が文中でどう表されているかを確認してください。
視点
学習時は、まず説明文から「対象」と「評価の着眼点」を抜き出し、両者が自然に結び付いているかを確認します。名称や細かな表現を暗記するより、説明がどの観点を中心に組み立てられているかを丁寧に読み取ることが大切です。
確認ポイント
- 対象としているものは何かを文中から抽出できるか
- 評価・観測の着眼点がどこに置かれているか確認したか
- 名称の印象ではなく対象と着眼点の対応で整理したか
正解と解説を見る
正解
ウ
解説
ファジングは、ソフトウェアへ問題を引き起こす可能性のある多様な入力を与え、その挙動を監視して脆弱性や異常を発見するテスト手法です。したがって、該当するのはウです。
理由
ファジングでは、ソフトウェアに対して大量または多様なデータを入力し、クラッシュ、例外、異常な応答などが発生しないかを確認します。通常の利用では現れにくい脆弱性を発見する目的があります。
比較
他の選択肢は、FINパケットによるサービス探索、ログや履歴による改ざん検知、通信内容と攻撃パターンの照合であり、いずれもソフトウェアへ多様な入力を与えて挙動を調べるファジングとは異なります。
選択肢ア
これは不正解だよ。FINパケットをサーバに送信し、その応答から稼働中のサービスを見つける行為は、ネットワーク上のサービス探索に該当します。ソフトウェアへ多様なデータを入力して脆弱性を調べるファジングの説明ではありません。
選択肢イ
これは不正解だよ。OSやアプリケーションが生成したログ、コマンド履歴などを解析して保存ファイルの改ざんを検知する行為は、ログ監視や完全性確認に当たります。入力を変化させてソフトウェアの挙動を調べるファジングとは異なります。
選択肢ウ(正解)
これは正解だよ。ソフトウェアに問題を引き起こしそうな多様なデータを入力し、その挙動を監視して脆弱性を見つけ出す方法はファジングです。通常とは異なる入力への異常な反応を調べる点が特徴です。
選択肢エ
これは不正解だよ。ネットワーク上のパケットを収集し、プロトコルヘッダやペイロードを登録済みの攻撃パターンと照合する行為は、侵入検知などの通信監視です。ソフトウェアへの入力を変化させるファジングではありません。
学習のポイント
入力を変化させて異常な挙動や脆弱性を探す検査として理解しましょう。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)令和4年度春期 ネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅰ 問15(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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