NWネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅰ
平成27年度秋期 ネットワークスペシャリスト 午前Ⅰ 問12
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- アAES
- イKCipher-2
- ウRSA
- エSHA-256
解き方のヒントを見る
鍵の役割を丁寧に整理する視点
選択肢の用語や見た目だけで判断せず、誰がどの情報を扱い、どの段階で何を保護しようとしているのかを同じ観点で整理して、方式名との対応を慎重に確かめましょう。特定の語だけに引きずられないことが大切です。
この問題で問われていること
今回の確認点は、暗号の処理そのものを覚えているかではなく、選択肢に示された主体・鍵・目的の関係を一つの流れとして読み取り、説明の前提が互いに矛盾していないかを点検することです。
視点
暗号方式を学ぶときは、名称の暗記だけに頼らず、登場する主体、扱う情報、鍵の位置づけ、守ろうとする目的を同じ枠組みで整理すると、選択肢の説明を落ち着いて比較できます。
確認ポイント
- 選択肢ごとに、誰が情報を扱う立場なのかを確認する
- 鍵に関する説明と、保護したい対象の説明を分けて読む
- 方式名の印象ではなく、文中の前提が一貫しているかを点検する
正解と解説を見る
正解
ウ
解説
公開鍵暗号方式は、公開鍵と秘密鍵という異なる鍵を使い分ける暗号方式です。RSAはこの方式に該当するが、AESとKCipher-2は共通鍵暗号、SHA-256はハッシュ関数です。
理由
RSAは公開鍵と秘密鍵の組を利用する公開鍵暗号アルゴリズムです。公開鍵で暗号化し、対応する秘密鍵で復号するなど、異なる鍵を役割に応じて使い分ける。
比較
AESとKCipher-2は、暗号化と復号で同じ秘密鍵を使う共通鍵暗号に分類される。一方、SHA-256はデータからハッシュ値を生成する関数であり、復号を行う暗号方式ではありません。
選択肢ア
これは不正解だよ。AESは共通鍵暗号方式の代表的なブロック暗号で、暗号化と復号に同じ秘密鍵を用いる。公開鍵と秘密鍵を使い分ける公開鍵暗号方式ではないため、この設問の分類には当てはまらない。
選択肢イ
これは不正解だよ。KCipher-2はストリーム暗号に分類される共通鍵暗号アルゴリズムで、送信者と受信者が共有した鍵を利用して暗号化と復号を行う。公開鍵暗号方式を示す選択肢ではない。
選択肢ウ(正解)
これは正解だよ。RSAは公開鍵と秘密鍵の組を使う公開鍵暗号アルゴリズムである。公開鍵で暗号化したデータを対応する秘密鍵で復号するなど、鍵を役割分担できるため、設問の条件に合う。
選択肢エ
これは不正解だよ。SHA-256は入力から固定長のハッシュ値を生成するハッシュ関数であり、暗号化したデータを鍵で復号する暗号アルゴリズムではない。公開鍵暗号方式の選択肢にはならない。
学習のポイント
暗号方式とハッシュ関数を、鍵の使い方と処理目的で分類する。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成27年度秋期 ネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅰ 問12(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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