NWネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅰ
平成24年度秋期 ネットワークスペシャリスト 午前Ⅰ 問7
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- ア主記憶の空き領域を結合して一つの連続した領域にすることを,可変区画方式という。
- イプログラムが使用しなくなったヒープ領域を回収して再度使用可能にすることを,ガーベジコレクションという。
- ウプログラムの実行中に主記憶内でモジュールの格納位置を移動させることを,動的リンキングという。
- エプログラムの実行中に必要になった時点でモジュールをロードすることを,動的再配置という。
解き方のヒントを見る
主記憶管理を考える視点
各選択肢を判断するときは、実行中のプログラムと主記憶の関係が、どの段階でどのように変化するかに注目し、用語の印象だけで決めないように整理しましょう。
この問題で問われていること
一つの観点に絞り、処理の進行に伴って記憶領域の状態や役割がどう扱われるかを、選択肢の説明と照らし合わせて確認しましょう。
視点
主記憶管理を検討するときは、プログラムの実行過程と記憶領域の扱いを対応づけ、説明がどの場面を指しているのかを丁寧に読み取ります。
確認ポイント
- 説明が対象としている実行場面を確認する
- 記憶領域の役割と変化に注目する
- 用語の印象ではなく説明全体の対応関係を見る
正解と解説を見る
正解
イ
解説
正しいのはイです。ガーベジコレクションは、プログラムが使用しなくなったヒープ領域を回収し、再び利用できる状態にする仕組みを指します。その他は、可変区画方式、動的リンキング、動的再配置の意味を取り違えている。
理由
ガーベジコレクションは、プログラムから参照されなくなったヒープ領域を自動的に回収し、再利用可能にする処理です。したがって、使用済みヒープ領域の回収を説明したイが適切です。
比較
可変区画方式は主記憶を可変サイズの区画に分けて割り当てる方式であり、動的リンキングは実行時に必要なモジュールなどを結合する仕組みです。また、動的再配置は実行中の配置変更に関係するため、各選択肢の用語対応が異なる。
選択肢ア
これは不正解だよ。主記憶の空き領域を結合して一つの連続領域にすることは、可変区画方式そのものの定義ではない。可変区画方式は、プログラムの要求に応じて区画の大きさを変えて割り当てる方式を指すため、説明と用語の対応が誤っている。
選択肢イ(正解)
これは正解だよ。プログラムが使用しなくなったヒープ領域を回収し、再び使用可能な状態にする処理は、ガーベジコレクションと呼ばれる。不要になった動的メモリを管理して再利用につなげるという説明が、用語の意味と一致している。
選択肢ウ
これは不正解だよ。実行中に主記憶内でモジュールの格納位置を移動させることは、動的リンキングの説明ではない。動的リンキングは、実行時に必要なモジュールなどを結合する仕組みに関する用語であり、格納位置の移動とは対象となる操作が異なる。
選択肢エ
これは不正解だよ。プログラムの実行中に必要となった時点でモジュールをロードすることは、動的再配置の説明ではない。動的再配置はモジュールなどの配置を変更する仕組みに関する用語であり、必要時のロードとは操作の内容が異なっている。
学習のポイント
主記憶管理では、領域の回収、モジュールのロード、配置変更を別々の用語として整理する。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成24年度秋期 ネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅰ 問7(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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